※本ブログは、米国時間 4 月 15 日に公開された “T-6 months: Skype for Business Server 2015 and Skype for Business Server 2019 End of Support” の抄訳を基に掲載しています。
6 か月後の 2025 年 10 月 14 日に、Skype for Business Server 2015、Skype for Business Server 2019、Skype for Business 2016 (クライアント)、Skype for Business 2019 (クライアント) がサポートの終了を迎えます。サポート対象の製品に移行し、セキュリティを維持するためには、今すぐアップグレードの計画を立てることが重要です。
2025 年 10 月 14 日以降、マイクロソフトは当該製品に関するテクニカル サポートを行いません。これにより、製品に何らかの問題が発生する可能性があります。提供を終了するサービスは以下のとおりです。
- サーバーまたはクライアントの安定性およびユーザビリティに影響を与える可能性のある問題に対するバグ修正
- サーバーまたはクライアントがセキュリティ侵害を受けやすくなるおそれのある脆弱性に対するセキュリティ修正
お客様によってインストール済みの Skype for Business Server 2015 および Skype for Business Server 2019、ならびに Skype for Business 2016 および Skype for Business 2019 のクライアントは、2025 年 10 月 14 日以降も引き続き動作します。しかし、サポート終了日以降もこれらの製品を使用し続けると、将来的にセキュリティ リスクを招くおそれがあるため、すぐに対応することを強くお勧めします。
マイクロソフトでは、Microsoft Teams への移行、または 2025 年 7 月に提供を開始する Skype for Business Server サブスクリプション エディション (SE) へのアップグレード (英語) をお勧めしています。
Microsoft Teams への移行
Skype for Business Server から Microsoft Teams に移行することで、最高の価値とユーザー エクスペリエンスを実現できます。Skype for Business Server の運用を終了するためには、Microsoft Teams に移行することが最適かつ最も簡単な方法です。
Microsoft Teams には、オンプレミス環境から一度に移行することができるほか、クラウドのみで提供されている高度な生成 AI 技術 (例: 会議の要約) などの、オンプレミス版にはない新しい機能やテクノロジを利用できるというメリットもあります。
また、Microsoft 365 に移行するにあたり、Microsoft FastTrack サービスをご利用いただける場合があります。FastTrack では、お客様が Microsoft 365 への移行をできるだけシームレスに行えるように、ベスト プラクティスを共有し、ツールやリソースを提供しています。そして何より、計画や設計の段階から個別のメールボックスの移行に至るまで、マイクロソフトのエンジニアによるサポートを受けることができます。FastTrack の詳細については、Microsoft FastTrack のページをご覧ください。
Skype for Business Server SE へのアップグレードに向けた準備
昨年、マイクロソフトは Skype for Business Server のロードマップ (英語) を更新し、オンプレミス版 Skype for Business Server の使用を継続されるお客様向けに、Skype for Business Server SE へのアップグレード方法の詳細をお伝えしました。
現在 Skype for Business Server 2019 を使用している場合は、CU8HF1 (英語) を直ちにインストールし、サーバーを最新の状態に保っておくことをお勧めします。これにより、2025 年 7 月にリリースされる Skype for Business Server SE にインプレースでアップグレードできます。
現在 Skype for Business Server 2015 を使用している場合は、Skype for Business Server 2019 へのレガシ (共存) アップグレードを今すぐ実行し、その後 Skype for Business Server SE のリリース時にインプレースでアップグレードすることをお勧めします。その他にも、Skype for Business Server 2015 から Skype for Business Server 2019 を経由せずに、Skype for Business Server SE へレガシ アップグレードする方法があります。しかし、Skype for Business Server SE のリリースから Skype for Business Server 2015 および Skype for Business Server 2019 のサポート終了までは数か月しかないため、運用規模やその他の要因により時間が足りなくなる可能性もあります。そのため、今すぐ Skype for Business Server 2019 にアップグレードし、Skype for Business Server SE のリリース時にインプレース アップグレードを実行することをお勧めしています。
Skype for Business Server Technology Adoption Program
引き続き Skype for Business Server を使用しつつ、Skype for Business Server SE のプレリリース版をテストおよび評価したいとお考えのお客様は、Skype for Business Server Technology Adoption Program (TAP) (英語) にご参加ください。
Skype for Business Server TAP に参加すると、その後の更新に関するご意見やフィードバックをお寄せいただけるほか、Skype for Business Server エンジニアリング チームと緊密な関係を築いたり、Skype for Business Server のプレリリース情報を受け取ったりすることができるなど、さまざまな特典があります。さらに、TAP に関する問題に対して、マイクロソフトのサポートを無償で受けることもできます。
プログラムへの参加は、応募内容のレビューと審査を経てから受理されます。法的な書類の手続きがすべて適切に完了するまでは、プレリリース版をダウンロードしたり情報にアクセスしたりすることはできません。TAP にご応募いただいても、すべてのお客様にご参加いただけるわけではありません。応募が仮受付されたお客様には、必要な書類手続きを開始するためのご連絡を差し上げます。
2025 年 10 月 14 日にサポートが終了するマイクロソフト製品
上記の Skype for Business 製品以外にも、複数の製品が 2025 年 10 月 14 日にサポートの終了を迎えます。その中には Skype for Business とよく併用されるものもあります。サポートが終了する製品は以下のとおりです。
Exchange Server 2016、Exchange Server 2019、Microsoft Office 2016、Microsoft Office 2019、Outlook 2016、Outlook 2019、Windows 10 など
マイクロソフトの製品やサービスに関する詳細情報については、製品およびサービスのライフサイクル情報を検索してご確認ください。
– Skype for Business Server エンジニアリング チーム
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