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Microsoft 365 Apps for enterprise の配信を刷新する新しいイノベーション

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※ 本ブログは、米国時間 5/12 に公開された “A new wave of innovation to help IT modernize servicing of Microsoft 365 Apps for enterprise” の抄訳です。

企業は、最も安全かつ生産的にユーザーに最新機能を提供する方法を常に模索しています。機能更新の頻度を高めて新機能や機能強化をいち早く使用できるようになったお客様から、エンド ユーザーの満足度が向上したという声を頂いています。昨今の世界的状況によって、デジタル改革がかつてないほど急速に進められており、IT 部門には、生産性を低下させずに企業全体のリモート ワークをサポートすることが求められています。リアルタイムでの共同作業のニーズが高まる中、コメント、未読ハイライト、@メンションなどの進化するコラボレーション機能の利便性が実証されています。このような最新機能をいち早く利用できるよう、Microsoft 365 Apps for enterprise の更新頻度を Current Channel* に設定いただくことをお勧めします。

複雑な環境を管理するためには新機能を検証する時間や高度なツールが必要ですが、重要なのは IT 部門の負担を増やさないようにすることです。このような要件にお応えするため、マイクロソフトは年間を通じてさまざまな新機能をリリースしています。また、先進的な管理 (英語) アプローチに基づいて、サービスの予測可能性、環境の正常性を管理する新ツール、問題解決プロセスの効率化といった数々のイノベーションの実現に注力しています。** このたび、新しい Monthly Enterprise Channel の一般提供を開始いたします。また、Microsoft 365 アプリの配信方法を刷新し、最新の生産性機能をお使いいただけるようになります。

新しい Monthly Enterprise Channel

更新チャネルを指定することで、IT 管理者が Microsoft 365 アプリの新機能をユーザーに配信する頻度を制御できます。これまでは、更新日を予測できないことやネットワーク負荷が高くなることを懸念し、リリース頻度が低いチャネルを選択するお客様も少なくありませんでした。新たに導入された Monthly Enterprise Channel では、このような懸念を払拭し、IT 部門の負担を軽減することができます。この更新チャネルを選択すると、リアルタイム共同作業などの生産性機能、信頼性やパフォーマンスに関する機能、セキュリティ更新プログラムなどの最新版を毎月 1 回の決まったタイミングで受け取ることができます。更新はすべて 1 つのパッケージにまとめられ、「パッチ チューズデー」と呼ばれる毎月第 2 火曜日に配信されます。

Monthly Enterprise Channel は毎月 1 回の更新のため、サービスの中断も少なく企業のネットワーク負荷も調整できます。既に配信の最適化などの機能も提供されており、新しいプログラムや定期更新プログラムをダウンロードするときの帯域幅の最適化にご利用いただけます。

Monthly Enterprise Channel では、更新頻度が高くても快適に変更管理を行えるよう、環境の正常性の強化、さらなる透明性、迅速な問題解決プロセスを実現する高度な機能を提供します。新しい更新チャネルの詳細、および既存の更新チャネルとの違いについては、こちらの記事をご覧ください。

Microsoft 365 管理センターのエクスペリエンスで Monthly Enterprise Channel をセットアップ (新しいチャネル名は 6 月 9 日より公開されます)

既存の Microsoft 365 アプリ チャネル名を変更

マイクロソフトでは、新しいチャネルを導入しながら既存のサービス モデルも日々改善しています。このたび、企業のサービス提供戦略に最適な方法を選んでいただけるよう、既存の更新チャネル (Insider、Monthly、Semi-Annual) をわかりやすい名称に変更しました。この変更は、Windows デバイスで実行される Microsoft 365 アプリにのみ適用され、Current、Monthly、Semi-Annual の各チャネルを選択できるようになります。テスト チャネルの名称は、Targeted から Preview になります。早期導入ユーザーや Insider ユーザーに向けた Insider プログラムは、Beta Channel として引き続き提供されます。更新チャネルの新名称についてはこちらの記事をご覧ください。

新名称 推奨される用途
Beta Channel Insider コミュニティに参加し最新ビルドを利用したい早期導入ユーザー、IT プロフェッショナル、開発者向け
Current Channel
(Preview)
新しい Current Channel リリースを早期に利用したい企業、または安定性を維持しながら新機能を早期に利用したい愛用者や早期導入ユーザー向け
Current Channel 最新の Office 機能とセキュリティ機能をいち早くエンド ユーザーに提供したい企業向け
Monthly Enterprise Channel 新機能を毎月 1 回の決まったタイミングで受け取りたい企業向け
Semi-Annual Enterprise Channel (Preview) 新しい Semi-Annual Enterprise Channel リリースのプレビュー機能を試したい企業向け
Semi-Annual Enterprise Channel 新しい Office 機能を展開するにあたり事前に十分に検証する必要があるデバイス向け (規制、政府機関、その他組織の要件への対応など)

新規テナントの既定の更新チャネルを Current Channel に変更

配信に関する新機能のほか、Microsoft 365 アプリを新規にインストールするテナントの既定の設定が Current Channel になります。この更新チャネルでは、運用環境に向けてコンプライアンスに準拠し、サポートが提供されるようになった機能を配信します。機能更新、最新のセキュリティ更新プログラム、品質更新プログラム、バグ修正の配信は、毎月 2 ~ 3 回です。この更新チャネルは、教育機関も含めあらゆる規模の組織で幅広くご利用いただけます。今回の変更は、2020 年 6 月 9 日にロール アウトが開始されます。既存テナントの既定の更新チャネルは変更されません。

クラウドへの移行フェーズにかかわらず、どの企業も合理的でコスト効率が高く安全な方法を求めています。今回の変更は、クライアント アプリケーション ソフトウェアの管理方法を刷新し、企業の競争力や生産性を強化するイノベーションの第一歩とも言えます。

5 月 27 日午前 9 時 (太平洋夏時間) に Ask Microsoft Anything セッション (英語) を開催しますので、ぜひご参加ください。Microsoft 365 アプリのデプロイに関するご質問にお答えします。

マイクロソフトでは、皆様からのフィードバックをお待ちしております。UserVoice (英語) までアイデアをお寄せください。

このほか、専用の Tech Community*** で質問したり、Deployment Insider チャネル (英語) で新規エピソードを視聴したり、早期提供機能を広範にデプロイする前に Office Insider プログラムで学習したりすることもできます。併せてご利用ください。

* 旧称 Office 365 ProPlus
** 追加機能は今年中に提供開始予定
***  Office 365 ProPlus コミュニティ

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Microsoft Streamを利用して、学校内だけで利用できる動画サイトを作る手引き

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Microsoft Streamを利用して、学校内だけで利用できる動画サイトを作る手引き
小中学校の教員や教育委員会の職員の方向けに「Microsoft Streamを利用して、学校内だけで利用できる動画サイトを作る手引き」をご用意しました。
Microsoft Stream」は Microsoft 365 に含まれるビデオ配信サービスで、学校内な社内専用のYouTubeのような使い方ができます。本手引き書は教育機関での利用を想定して書かれてますが、例えば企業法人でも、経営方針のメッセージビデオ、トレーニングビデオ、部署ごとの活動紹介を社内で配信するような場合にご利用いただけます。「動画」を組織で活用したいあらゆる法人のみなさまにお勧めの手引き書です。目次は次のように構成されています。

はじめに

Office 365管理者の作業

Stream超基本 動画の見方

  • Streamおすすめ設定

はじめてのStream「動画の作成」

  • PowerPointでプレゼン動画を作る
  • スマホで動画を撮ってアップロードする
  • ビデオエディターで動画を編集する

はじめてのStream「動画の共有」

  • 先生の作業 動画の共有 PC編
  • 先生の作業 動画の共有 スマホ編

はじめてのStream「動画を見る」

  • 生徒の作業 動画を見る PC編
  • 生徒の作業 動画を見る スマホ編

もっと活用!

  • TeamsとStreamの連携

よくあるご質問

マイクロソフトからの情報提供

マイクロソフトの著作権物の使用

学び止めない学校休業対策として、小学校、中学校、高等学校向けに、日本マイクロソフトではいくつかの支援をご用意しています。あわせてご覧ください。

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Surface Go 2、Surface Book 3 を含む最新の法人向け、および教育機関向け Surface 総合カタログをリリース

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今月発表した新製品、Surface Go 2、Surface Book 3 を含む法人向け、および教育機関向けの Surface カタログを公開させていただきます。新製品を含む、Surface シリーズの各製品の特長や、仕様、サービス体制、対応オプションの確認にご活用ください。

総合カタログ

法人向け Surface 総合カタログ
(2020.5)

PDF (21MB)
PDF (21MB)

教育機関向け Surface 総合カタログ
(2020.5)

PDF (20MB)
PDF (20MB)

※ 短辺を綴じる設定で両面印刷頂くと実際のカタログのようにご覧頂くことが出来ます。

各製品カタログ

Surface Go 2
(2020.5)
PDF (2.3MB) ※

Surface Pro 7
(2020.5)
PDF (2.7MB) ※

Surface Pro X
(2020.5)
PDF (2.5MB) ※

Surface Laptop 3
(2020.5)
PDF (2.4MB) ※

Surface Book 3

Surface Book 3
(2020.5)
PDF (3.4MB) ※

Surface Studio 2

Surface Studio 2
(2020.5)
PDF (3MB) ※

Surfaceドック 2 / Surface USB-C トラベル ハブ

Surface ドック 2/Surface USB-C トラベル ハブ
(2020.5)
PDF (3MB) ※

Surface Hub 2S

Surface Hub 2S
(2019.12)
PDF (2.5MB)

法人/教育機関向けSurface

法人/教育機関向け Surface
価格表
(2020.5)
PDF (176KB) ※

※ 短辺を綴じる設定で両面印刷頂くと実際のカタログのようにご覧頂くことが出来ます。

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Microsoft Teams 会議が Canvas、Blackboard、Schoology、Brightspace、itsLearning から作成可能に

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※ 本ブログは、米国時間 3/23 に公開された “Microsoft Teams meeting creation now available in Canvas, Blackboard, Schoology, Brightspace, and itsLearning” の抄訳です。

学習管理システム (LMS) は既に多くの学校や大学で課題や学習内容を管理するのに使用されていますが、リモート学習の現場で生徒たちを 1 つのクラスとしてまとめるのに苦労する場面もあります。COVID-19 への対応策として、多くの学校で授業のオンライン化が進められている中、マイクロソフトは、教師や生徒の皆様が常につながり学習に集中できるよう、オンラインへの移行を支援するソリューションの開発が欠かせないと考えています。このたび、パートナー様の多大な協力により、オンライン授業で使用する Microsoft Teams 会議を LMS から直接セットアップできるようになりました。Teams の機能を LMS から直接使用できるようになったことで、教師や生徒の皆様がすぐにリモート学習を開始できるようになりました。

学校や大学で最先端の LMS をご利用のお客様は、以下の 3 ステップで簡単に Teams 会議を利用できるようになります。

Instructure 製品の Canvas

Office 365 アカウントをお持ちの Canvas ユーザーは、無料で Canvas から Teams 会議を作成できます。Assignments、Discussions、Pages、Classic Quizzes、Calendar の Rich Content Editor から Teams 会議の作成が可能です。統合されると、教師の皆様は Canvas から電話会議やビデオ会議を作成できるようになります。

1. Rich Content Editor で Microsoft Teams アイコンをクリックします。

2. 次に、[Create meeting link] をクリックします (初回時は Microsoft Teams アカウントでサインインする必要があります)。

3. 最後に、会議のタイトル、日付、時刻を入力し、[Create] をクリックします。

以上で、Assignments や Discussions など Canvas で会議を作成できるすべての場所に、生徒用の会議リンクが表示されるようになります。Canvas との統合の詳細については、こちらの記事 (英語) をご覧ください。

Blackboard

Office 365 アカウントをお持ちの Blackboard ユーザーは、無料で Blackboard Learn から Teams 会議を作成できます。このとき、Original と Ultra のどちらのエクスペリエンスでも使用できます。学校や大学は、Blackboard Learn から Teams 会議を使用してオンライン授業を作成、スケジュール設定、開始できます。

1. [Details & Actions] から [Books & Tools] を選択し、[Microsoft Teams] をクリックします。

2. [Create meeting link] をクリックします (初回時は Microsoft Teams アカウントでサインインする必要があります)。

3. 会議のタイトル、日付、時刻を入力してから [Create] をクリックします。


以上で会議が作成されます。この会議にすぐに参加することもできますし、[Add to Calendar] を選択してカレンダーに会議を追加し、URL をクリップボードにコピーすることもできます。コースを更新すると、コースのコンテンツ ページの上部やコースのカレンダー ページに会議が表示されます。Original バージョンの詳細やその他の統合機能については、こちらの記事 (英語) をご覧ください。

PowerSchool Unified Classroom™ 製品の Schoology

Office 365 アカウントをお持ちの Schoology ユーザーは、無料で Schoology から Teams 会議を作成できます。Teams アプリをインストールした後、任意のコースを選択して会議を作成すると、オンライン授業を始められます。

1. コース左側の [Teams Meeting] をクリックします。

2. [Create meeting link] をクリックします (初回時は Microsoft Teams アカウントでサインインする必要があります)。

3. 会議のタイトル、日付、時刻を入力してから [Create] をクリックします。

以上で会議リンクが作成されます。このリンクをコピーして、カレンダーの招待状やお知らせに挿入したり、教師や生徒間で連絡する際に送ったりすることができます。Schoology との統合の詳細については、こちらの記事 (英語) をご覧ください。

D2L 製品の Brightspace

Office 365 アカウントをお持ちの Brightspace ユーザーは、無料で Brightspace Learning Environment から Teams 会議を作成、スケジュール設定、共有できます。教師は、カスタム ウィジェットを作成すると生徒との会議リンクの作成や共有が可能で、Teams 会議をすぐにセットアップして使用できます。

1. ホーム ページに表示される Microsoft Teams 会議のカスタム ウィジェットで [Create meeting link] をクリックします (初回時は Microsoft Teams アカウントでサインインする必要があります)。

2. 会議のタイトル、日付、時刻を入力してから [Create] をクリックします。

以上で会議が作成されます。コースのお知らせ、アクティビティ フィード、ディスカッション、カレンダーのイベント、メールなどに会議リンクを貼り付けて、生徒に通知することができます。Brightspace との統合の詳細については、こちらの記事 (英語) をご覧ください。

itsLearning

Rich Text Editor を使用すると、itsLearning のどこからでも Microsoft Teams 会議を作成できます。また、教師は会議リンクをコピーしてカレンダーのイベントや 「Plans」 に挿入することもできます。

1. itsLearning の Rich Text Editor で Microsoft Teams アイコンをクリックします。

2. [Create meeting link] をクリックします (初回時は Microsoft Teams アカウントでサインインする必要があります)。

3. 会議のタイトル、日付、時刻を入力してから [Create] をクリックします。

内容を保存するとすぐに Teams 会議が新規作成され、添付されます。itsLearning との統合の詳細については、こちらの記事 (英語) をご覧ください。

学校や大学でのオンライン授業の管理に Teams を活用していただけることを楽しみにしています。この各社アプリとの統合により、生徒がどこにいても Teams 会議でコミュニケーションを取れるため、オンライン授業の実施やその他の業務に利用できる範囲が広がります。また、チャット、リアルタイムでのコラボレーション機能、アプリを安全で常時利用できる学習環境に統合することができます。Teams は今後も進化していきます。今回の変更はその最初の一歩にすぎず、LMS との統合についてもさらに改良を進めてまいります。学校や大学の皆様は、Microsoft Teams にサインアップするとすぐに無料でご利用いただけます。

ご利用の LMS で Teams 会議を作成できるようにしたいという開発者の皆様のご要望にもお応えします。使用中の LMS に Teams アプリをインストールする方法の詳細については、こちらのドキュメント (英語) をご覧ください。

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HoloLens 2 の市場拡大と Azure Mixed Reality サービスの提供拡大について

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※本ブログは、HoloLens 2 expands markets; Azure mixed reality services now broadly available の抄訳です。

John ‘JG’ Chirapurath General Manager, Azure Data & AI

「インテリジェント クラウドとインテリジェント エッジに Mixed Reality と人工知能が組み込まれたとき、驚くべきことを実現して、さらに多くの人々を支援するためのフレームワークがもたらされます」- Microsoft CEO、Satya Nadella (HoloLens 2 発売にあたっての言葉)

Microsoft Build 2020 では、より多くのことを達成できるように組織や個人を支援する新たなリアリティの創出に役立っている Mixed Reality についての、エキサイティングなニュースが発表されました。このブログ記事では、このニュースに関連して、以下をご紹介します。

  • HoloLens 2 の強力な導入による、新たな市場展開の推進
  • Azure Mixed Reality クラウド サービスの提供の拡大
  • HoloLens 2 と Mixed Reality を通じた、世界的なパンデミックの中で最前線で業務に従事する人々(ファーストラインワーカー)の支援

 

今秋、新たな市場へ HoloLens 2 を拡大

HoloLens 2 は、現在、オーストラリア、カナダ、中国、フランス、ドイツ、アイルランド、ニュージーランド、日本、英国、米国でご利用可能です。これらの市場では、製造、小売、医療、教育の各業界をリードする企業が、エンタープライズ向けの Mixed Reality アプリケーションを使用して、最前線で働く従業員の業務の生産性と品質を高めています。次のビデオで明らかなように、HoloLens 2 と Azure を活用することによって、これらの組織は、従業員のトレーニングとスキル アップの迅速化、作業や処理の所要時間の短縮、エラー率と無駄の削減のすべてを同時に促進しており、こうしたソリューションの需要が世界的に高まっています。

以下に、HoloLens 2 の影響拡大へとつながる重要なニュースをいくつか示します。

  • 2020 年第 4 四半期に、イタリア、オランダ、スイス、スペイン、オーストリア、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、デンマーク、ベルギー、ポルトガル、ポーランド、シンガポール、韓国、香港、台湾への HoloLens 2 の出荷が開始されます。
  • 2020 年 7 月に、Microsoft Store で HoloLens 2 のオンライン販売が開始されます。

お客様やパートナーからのフィードバックに対応して、このほど、HoloLens 2 のソフトウェア更新プログラムが出荷されました。この更新には、エキサイティングな以下の新機能が含まれています。

  • Windows AutoPilot による、企業の本番環境での新たなデバイスの構成とシームレスな設定
  • プロビジョニング パッケージを使用した、モバイル デバイス管理システムへの HoloLens の登録
  • ハンド トラッキングの機能強化
  • HoloLens を操作するための、追加のシステム音声コマンドのサポート
  • USB イーサネットの拡張による、5G/LTE ドングルのサポート

すべての新機能については、リリース ノートをご確認ください。

Azure Mixed Reality サービスの提供拡大

上述のように、Mixed Reality は、製造、医療、小売など、各業界での作業方法を変えつつあります。エッジ コンピューティングのパワーをクラウドと結合し、シームレスで没入感のあるエクスペリエンスを創出することなくしては、こうした変革は不可能です。

マイクロソフトでは、Mixed Reality サービス スイートを Azure を通じて提供することによって、開発者が、没入感のある 3D アプリケーションと、Mixed Reality ヘッドセット (HoloLens など) や AR 対応スマートフォン (iOS および Android) 用のエクスペリエンスの構築を、これまでより容易に行えるよう支援しています。

Azure Spatial Anchors は、3D コンテンツのマッピング、永続化、共有を現実世界のスケールで行えるアプリケーションを企業の開発者やゲーム開発者がより容易に構築するのに役立っています。Azure Spatial Anchors を使用したアプリケーションでは、Azure のスケールとセキュリティが活用され、HoloLens、iOS、および Android デバイスで一貫して確実に 3D コンテンツのレンダリングが行われます。Azure Spatial Anchors は現在、一般提供開始となりました。

Azure Spatial Anchors を使用しているお客様の声をいくつか以下に紹介します。

「デジタル世界と物理世界の接続には実に多くの課題があります。Azure Spatial Anchors は、HoloLens、iOS、Android をサポートし、Spatial に完璧に適合する唯一のサービスです。このサービスは迅速に動作し、信頼性にきわめて優れています。既存の Azure Cloud アカウントでの Azure Spatial Anchors の設定は簡単で、使い慣れたサービスを使用することができました」- Mo Ben-Zacharia 氏 (Spatial.io、CTO)

Spatial が Azure Spatial Anchors を使用して、いかにコラボレーションの未来を実現しているかご覧ください。

「当社の Augmented Store At Home サービスは、Azure Spatial Anchors に完全に基づいています。それ以外の方法では、高品質の 3D 資産の共有と永続化は達成できないでしょう。共有エクスペリエンスの機能は、シンプルで、ユーザーにはほとんど意識されません。当社は、正確性とクロスプラットフォーム機能が気に入って、Azure Spatial Anchors を選択しました」- Vincenzo Mazzone 氏 (Hevolus、CTO)

Hevolus が Azure Spatial Anchors を使用して、いかに小売の未来を推進しているかご覧ください。

Azure Remote Rendering は、製造、エンジニアリング、建設、小売など、さまざまな業種の企業の開発者が、HoloLens 2 などの Mixed Reality デバイスに、最高品質の 3D コンテンツと対話型エクスペリエンスを提供することを可能にします。このサービスでは、きわめて複雑なモデルでも、Azure のコンピューティング パワーを使用してクラウドでレンダリングし、デバイスにリアルタイムでストリーミングすることができるため、ユーザーは驚くほど詳細な 3D コンテンツと対話し、コラボレーションを行うことができます。Azure Remote Rendering は現在、プレビュー版を提供中です。

開発者向け Azure Mixed Reality オファリングの詳細を確認したい方は、ぜひ Mixed Reality Dev Days 2020 への参加をご検討ください。専門家から学び、Mixed Reality 開発者のコミュニティとつながることを目的とした仮想イベントで、Build と同時に開催されます。

医療のための新たなリアリティ

HoloLens と私たちの Mixed Reality サービスの機運の高まりは、多数の業界で見られますが、医療分野で特に顕著です。マイクロソフトでは、Mixed Reality のパワーを利用して、PPE デバイス (個人防護具) や人工呼吸器の製造、および直接的な患者ケアに最前線で従事している人々を支援しています。この事例を以下にいくつか紹介します。

VentilatorChallengeUK コンソーシアム (英国): 航空宇宙、自動車、医療分野で工業製品、テクノロジ、エンジニアリングを手掛ける大手企業によるコンソーシアムが、共同で英国の国民保険サービス向けの医療用人工呼吸器を生産することになりました。最前線で業務に従事する何千人もの人々に対して、この呼吸器の組み立て方法に関するトレーニングを行うために、PTC の Vuforia Expert Capture ソフトウェアを実行する Microsoft HoloLens デバイスが使用されています。業務従事者は、没入感のある 3D 画像による段階的な指示に従って手順を進めます。組み立てで支援が必要になった場合、従事者は Dynamics 365 Remote Assist を活用して、HoloLens が提供するハンズフリーのビデオ通話により、PC またはモバイル デバイスを介して専門家とコラボレーションすることができます。

High Value Manufacturing Catapult の CEO であり、コンソーシアムの責任者である Dick Elsy 氏は、コンソーシアムの取り組みにもたらす Mixed Reality の影響について次のように述べています。「COVID-19 の症状が進行している患者の治療に使用する人工呼吸器を NHS が十分に確保できるようにすることは、英国がこの感染症と闘い続けるために不可欠となっています。マイクロソフトおよび同社のパートナーのおかげで、VentilatorChallengeUK コンソーシアムの参加企業に、効果的なコラボレーション、複雑なサプライ チェーンの管理、および新たな製造手順についてのスタッフのトレーニングを可能にするツールが確保され、10 年分の人工呼吸器をわずか 10 週間で製造するための準備を整えることができました」

Mixed Reality の役割とこのコンソーシアムの取り組みの詳細をご確認ください

ケース ウェスタン リザーブ大学 (米国): 最近、米国の主要な研究機関・医学部の 1 つで、リモート学習の新たな形が提示されました。ケース ウェスタン リザーブ大学医学部では、今までにない試みとして、新入生 185 名全員が、キャンパスに集まって演習する代わりに、Microsoft HoloLens 2 と同大学の有名な HoloAnatomy Mixed Reality ソフトウェアを利用することによって、COVID-19 対策の物理的な距離を維持しながら演習を行っています。リモート学習アプリケーション HoloAnatomy は、この種のものでは世界初と見なされておりで、ケース ウェスタン リザーブ大学によるホログラフィック ヘッドセットの教育分野での使用における最新の進歩です。

HoloAnatomy 開発部のリーダーの 1 人である、臨床放射線学の Mark Griswold 教授は、次のように述べています。「今回の不運な危機は、HoloLens による教育の範囲を拡大できることを証明する機会となりました。この拡大とは、世界の距離を縮め、キャンパスの距離を縮め、人々を結び付けて、どこからでも同じ経験ができるようにする、ということです」

最初のいくつかの授業をまとめたビデオをご覧ください

Avicenne 病院 / APHP グループ (フランス): 現在、HoloLens 2 と Dynamics 365 Remote Assist が、最前線の医師や看護師の支援に使用されています。Mixed Reality によって、それぞれの患者と直接接触する医療従事者の数を制限しながら、複数の医療専門家が共同で巡回・診察を行えるようになっています。また、Mixed Reality を使用して患者の診療記録の仮想 3D コピーにアクセスすることによって、物理的なカルテの受け渡しを回避し、医師や看護師が機器に触れる回数を減らすことができるため、優れた患者ケアを提供しながら感染リスクを最小化するのにも役立っています。

病院で Microsoft HoloLens が使用されている様子をご覧になり、Thomas Gregory 医師による詳細をご確認ください。

HoloLens 2 に関連する次のステップ

Microsoft HoloLens 2 と Mixed Reality が組織の能力の向上にどのように役立つか、さらに詳細をご確認ください。

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10 億台の Windows 10 デバイスに向けた開発とその先

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※ 本ブログは、米国時間 5/19 に公開された “Developing for all 1 billion Windows 10 devices and beyond” の抄訳です。

今年の Microsoft Build 2020 はデジタル イベントとして開催され、皆様にはご自宅から体験していただくことができます。皆様にとって特に関心のある新機能やテクノロジについて学んでいただく機会となれば幸いです。今回は、開発者の皆様が Microsoft 365 と Windows プラットフォームを使用して今日の働き方に合ったアプリを開発する方法をお知らせすると共に、以下の 4 つの主要な分野における Windows プラットフォームの強化について重点的にご紹介します。

    1. 10 億台の Windows 10 デバイスに向けた既存および今後のすべてのアプリ開発を統合する
    2. クラウドを利用して Windows アプリの新しいシナリオを実現する
    3. Windows エクスペリエンス内での Microsoft 365 との統合を使用して接続アプリを開発する新たな機会を創出する
    4. Windows における開発者の生産性を向上させる

10 億台の Windows 10 デバイスに向けたアプリ開発を統合する

このたび、マイクロソフトは Project Reunion を発表します。Project Reunion は、Windows 開発者プラットフォームを統合、進化させ、人々が使用する Windows 10 のすべてのバージョンとデバイスで動作する優れたアプリを容易に開発できるようにするというマイクロソフトのビジョンです。

この数年間、マイクロソフトは Win32 (別名 Windows API) とユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP) API の障壁を解消するべく取り組んできました。Project Reunion では、この取り組みを拡大して Windows アプリの開発を容易にします。そのため、既存の Win32 および UWP API へのアクセスを統合し、各 API を OS から切り離して NuGet などのツールを通じて利用できるようにします。これにより、新規アプリのプラットフォームが共通化されます。さらに、C++、.NET (WPF、Windows フォーム、UWP を含む) または React Native のどの開発フレームワークを使用していても、既存のアプリを最新の機能を追加して更新したりモダン化する際にも役立ちます。既存の API を切り離して新しい API を追加する中で、必要に応じてポリフィルの作業も行っているため、サポートされるすべてのバージョンの Windows において API は下位レベルでも機能します。

Animation showing Project Reunion text.

Project Reunion の 最初のコンポーネントの一つは、高パフォーマンスで Fluent Design に最適化された Windows のネイティブ UI フレームワークである WinUI 3 Preview 1 (英語) です。WinUI (英語) を使用すると、新規のプロジェクトを開始する場合にも、既存のアプリをモダン化する場合にも、あらゆるデバイスに適応し、拡張できる優れたユーザー エクスペリエンスを構築できます。

Screenshot of Engaging UI powered by WinUI in Alarms & Clock app

画像 1: アラーム & クロック アプリで WinUI を利用した魅力的な UI

また、ネイティブ アプリに Web コンテンツを統合して、各種プラットフォームやブラウザーとコードを共有したいという場合もあると思います。そこで今回、WebView2 (Project Reunion のもう 1 つのコンポーネント) を拡張し、新たな .NET のプレビューを開始しました。これにより、Microsoft Edge と Chromium を活用して、あらゆる Windows アプリに Web コンテンツを埋め込むことができます。WebView2 により、Windows アプリで Web のフル機能を利用することができます。さらに、OS から切り離されているため、特定のバージョンの Windows のみに制限されることもありません。

An example of a PDF inline using WebView2

画像 2: WebView2 を使用した PDF のインラインの例

この初期段階から Project Reunion GitHub リポジトリ (英語) で詳細をご確認いただき、ぜひご意見をお聞かせください。このビジョンを実現するにあたり、進捗状況を共有し、皆様からのフィードバックを参考にさせていただきます。WinUI の詳細についてはこちらのページ (英語)、WebView2 の詳細についてはこちらのページもご参照ください。

クラウドを利用して新しいシナリオを実現する

組織がリモート ワークへの移行を進める中で、Azure上に構築されている Windows Virtual Desktop では、今までよりも迅速に仮想デスクトップおよびアプリをプロビジョニングし、スケーリングが可能です。これにより、組織側はデバイスの数が増加しても既存のアプリを提供することができ、ユーザー側は Windows、macOS/iOS、Android 向けの Windows Virtual Desktop クライアントを使用してアプリにアクセスすることができます。

スケーラビリティが非常に重要であることから、マイクロソフトは MSIX App Attach という機能を導入しました。MSIX App Attach Preview では、組織がクラウドにデプロイする OS イメージと、ユーザーがアクセスする必要のあるアプリを切り離すことにより、ユーザー エクスペリエンスを最適化します。これは、Windows デスクトップ用の MSIX を導入すると、Azure 上の Windows Virtual Desktop でアプリを実行する場合に、同じ投資によってさらに多くのメリットが速やかにもたらされるということを意味します。

接続アプリを開発する新たな機会を創出する

また、接続アプリを開発する方法も拡充します。Microsoft Search や Microsoft Graph といった Microsoft 365 との統合により、さらに多くの機会が創出されます。私たちは非常に多くのツールやアプリを使用しているため、必要なものを探すのに手間がかかる場合があります。Microsoft Search と Microsoft Graph により、ユーザー、ファイル、ツールを独自の方法で関連付けることができ、探しているものを簡単に見つけられます。この 2 つの統合は、開発者やユーザーの効率性を向上させるためのごく一部の方法にすぎず、Microsoft 365 プラットフォームでは他にも多数の機能を利用できます。さらに、開発者の皆様はプレビュー中の Graph コネクタをご利用になれます。今年中には Microsoft Search が Windows に追加される予定です。

Screenshot example of looking up a coworker and finding pertinent information and shared files and apps

画像 3: 同僚を検索して関連情報や共有ファイルおよびアプリを確認

Windows における開発者の生産性を向上させる

生産性を維持することは重要であり、その実現のためにフィードバックを寄せてくださった皆様に感謝します。Windows Terminal および Windows Subsystem for Linux の強化により、最新、高速、そして強力なツールをご利用いただけるようになりました。

企業での使用に向け提供を開始した Windows Terminal 1.0 (英語) は、WSL ディストリビューションや Azure Cloud Shell を含むコマンド ライン実行可能ファイルを複数のタブやウィンドウ内で実行できるようになりました。また、Unicode や UTF-8 文字を使用したり、GPU アクセラレーションを活用したテキスト レンダリング エンジンを利用したり、テーマ、スタイル、構成をカスタマイズしたりすることもできます。Windows Terminal は、Microsoft Store から入手可能なほか、Terminal GitHub リポジトリ (英語) からも手動でダウンロードいただけます。

Windows Subsystem for Linux (WSL、英語) の機能強化により、ハードウェア アクセラレーションを有効化したり、Linux GUI アプリを直接実行したり、Windows で Linux アプリの使用を簡単に開始したりできるようになりました。いくつか詳細をご紹介します。

  • GPU (グラフィックス処理装置) 計算ワークフローのサポートが追加されたことで、Linux ツールで GPU を活用してハードウェア アクセラレーションを有効化し、並列計算や ML (機械学習) および AI (人工知能) モデルのトレーニングをはじめとする多数の開発シナリオで利用できます。
  • Linux GUI (グラフィカル ユーザー インターフェイス) アプリのサポートにより、サードパーティの X サーバーを使用しなくても、WSL インスタンスを開いて Linux GUI アプリを直接実行できます。これにより、IDE (統合開発環境) などの使い慣れたアプリを Linux 環境で実行することができます。
  • 近日中に、「wsl.exe–install」コマンドの実行による WSL のインストール エクスペリエンスの簡素化がサポートされる予定です。これにより、これまでで最も簡単に Windows で Linux アプリの使用を開始できるようになります。

さらに、Windows Package Manager や Microsoft PowerToys といったプレビュー版のツールとユーティリティをご利用になると、Windows エクスペリエンスが効率化され開発の生産性がさらに向上します。

開発環境のセットアップ方法を簡単にできるようにしてほしいという声にお応えして、Windows Package Manager Preview (英語) を公開しました。これにより、コマンド ライン インターフェイスを利用して、お気に入りのツールをすばやく簡単にインストールできます。パッケージのリポジトリ (英語) はオープン ソースですので、皆様が次のレベルの機能強化に向け手助けしてくれることを心より待ち望んでいます。

Microsoft PowerToys (バージョン 0.18、英語) では、個人のワークフローに合わせて Windows 10 シェルをカスタマイズすることができます。今回の更新では、Keyboard Remapper と PowerToys Run という 2 つの新しいユーティリティが追加されました。Keyboard Remapper を使用すると、キーとショートカットの対応関係をマッピングし直すことができます。また、アプリ起動ユーティリティの PowerToys Run を使用すると、Alt キーを押しながら Space キーを押して入力するだけで、すばやくプログラムを起動できます。

開発者の皆様とオープン ソース プロジェクトで協力し、それぞれの取り組みを発展させ、生産性の高い快適なエクスペリエンスを構築できるようにご支援したいと考えています。ぜひ皆様の開発作業に WinUI (英語)WebView2Terminal (英語)Windows Package Manager Preview (英語)Project Reunion (英語) をご活用ください。Buildでご提供するコンテンツ以外にも、Microsoft 365 デベロッパー センター (英語) で WSL、Terminal、React Native for Windows、WebView2、Windows AI をはじめとする多数のトピックについて情報をご提供しております。ぜひご参照ください。

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Power Platform を用いた「リモートワーク対応業務連絡アプリ」を GitHub にて一般公開

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COVID-19 の影響を受けて、働き方は急激に変化しています。それぞれの企業において、リモートワークに対応したインフラ面での整備が整いつつあるなか、COVID-19 と共に生きていく「新しい生活様式」を踏まえたマネジメント・コミュニケーションの構築が急務となっています。そのようなリモート環境においても従業員の勤怠、体調をマネジメントできる体制が求められる日本企業をサポートするため、日本マイクロソフトはインフォシェア株式会社と共同で、Microsoft Power Platform を用いた「リモートワーク対応業務連絡アプリ」を開発。このテンプレートを GitHub に無償公開することで、企業の迅速な新時代への適応をサポートいたします。

リモートワーク対応業務連絡アプリとは

本アプリケーションでは、企業の従業員に負担をかけることなく、リモートワーク環境下における業務・勤怠・体調などのコミュニケーション・マネジメントが可能です。コミュニケーションハブである Microsoft Teams に埋め込んで利用することで、高い利便性を発揮します。導入にあたっては、GitHub サイトからファイルをダウンロードし、Power Platform の環境設定、社員マスタのご用意のみで、簡単かつ迅速に利用開始することが可能です。ローコード・ノーコードでのアプリケーション開発を可能にする Power Apps をベースに作られているため、企業ごとの細かいニーズに合わせて、柔軟にカスタマイズして展開いただけます。

リモートワーク対応業務連絡アプリ 主な機能

  • COVID-19 に関して、会社から従業員に対しての周知や、厚生労働省 HP などの指定したサイトから取得したニュースを一覧表示
  • 従業員から管理者に対して、COVID-19 に関する問い合わせ、リクエストを送信可能
  • 地域ごと、部署ごとなどに緊急連絡先情報を設定可能
  • チームメンバーとの業務ステータス (リモートワーク、出社、年休など) の共有
  • 従業員から勤怠・体調 (体温)・業務日報を管理者へ報告。リモート環境下においても従業員の勤務状況を把握することが可能
  • 従業員同士で感謝の気持ちを伝える称賛 (Kudos) メッセージの送信機能により、リモート環境において希薄になりがちな社内コミュニケーションを促進
  • 管理者用アプリを用いることで、各種機能の有効化・無効化、セキュリティを担保したうえでの従業員データの一元管理が可能

リモートワーク対応業務連絡アプリのご利用について

「リモートワーク対応業務連絡アプリ」テンプレートおよびセットアップガイド、利用者ガイドは、こちらの GitHub サイトで無料公開しております。ご自由にダウンロードのうえ、ご活用ください。
また、こちらの「GitHub にて公開中! Power Platform を用いた社内コミュニケーションアプリのテンプレート展開方法」ウェビナーでは、Microsoft Corporation が公開した、社内緊急コミュニケーションアプリの展開方法をご説明しております。こちらの動画もぜひ参考にしてください。
本格的に本アプリケーションを社内でご利用いただく場合には、ユーザー数分の Power Apps ライセンスが必要となります。詳しくは、マイクロソフト公式サイト、またはマイクロソフト担当者までお問い合わせください。

免責事項

  • アプリご購入後のマスタデータ作成・管理は、購入者様側で実施して頂きます。
  • 本テンプレートはサンプルであり、Microsoft Dynamics や Microsoft Power Apps において、参考情報の提供や、個人と企業のコミュニケーションを促進する目的でのみ使用することができます。本テンプートおよび関連サービスは、恒久的なアプリケーション使用を意図したものではありません。また、Microsoft はそのような目的で本テンプレートおよび関連サービスを使用するライセンスや権利を付与していません。
  • 本テンプレートおよび関連サービスは、各企業のニーズを全て含めるように設計されたものではなく、そのような用途で使用されるものではありません。実際の利用や必要な追加のカスタマイズは導入支援パートナーに確認してください。
  • 本テンプレートおよび関連サービスのいかなる使用においても、お客様がすべてリスクと責任を負うものとします。また、お客様の実装した本テンプレートおよび関連サービスの使用に関して、適切な警告をエンドユーザーに提供することについても、お客様が責任を負うものとします。
  • 本テンプレートは、日本国内での使用のみを目的とし、欠陥などがあるままの状態で提供されており、いかなる種類の保証も適用されません。

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Windows 10 バージョン 2004 の新機能

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※ 本ブログは、米国時間 5/27 に公開された “What’s new for IT pros in Windows 10, version 2004” の抄訳です。

このたび、Windows Server Update Services (WSUS) および Windows Update for Business 経由での Windows 10 バージョン 2004 (正式名称 Windows 10 May 2020 Update) の提供を開始しました。Visual Studio サブスクリプションソフトウェア ダウンロード センター (Update Assistant またはメディア作成ツールを使用)、ボリューム ライセンス サービス センターからもダウンロードできます。リモート ワークのシナリオでの展開オプションをお探しの場合は、リモート環境に新しいバージョンの Windows 10 をインストールする方法 (英語) をご覧ください。

注: Windows Update の設定で [更新プログラムのチェック] ([設定]、[更新とセキュリティ]、[Windows Update] の順に選択) を使用している場合、画面に [ダウンロードしてインストール] オプションが表示されないことがあります。これは、マイクロソフトが更新プログラムの提供範囲を徐々に拡大している、あるいは、デバイスに互換性の問題があり、安全性を考慮して更新プログラムが保留されているためです。後者の場合、更新に最適な環境が整うまで安全のために更新がブロックされます。

本日より、18 か月に及ぶ半期チャネル リリースのサービス タイムラインが開始いたします。そのため、IT 管理者の皆様には、対象指定の展開を開始し、Windows 10 バージョン 2004 で提供される新機能が組織でお使いのアプリやデバイス、インフラストラクチャで正常に動作するかどうかをご確認いただくことをお勧めします。その他の Windows 10 エディションのサービス タイムラインについては、Windows ライフサイクルのファクト シートをご覧ください。

この記事では、今回の更新プログラムのロールアウトを検討している皆様に向けて、インテリジェントなセキュリティ、更新の簡素化、柔軟な管理、生産性の向上といったメリットを実現する主要な新機能や機能強化についてご紹介します。具体的には以下のとおりです。

また、次のような内容も扱います。

それでは、詳細について順にご説明しましょう。

Windows 10 バージョン 2004 の構成と展開

Windows 10 の機能は進化し続けていますが、サービスや更新方法、Windows セットアップについても更新プログラムをリリースするたびに強化されています。ユーザーからのフィードバックを基に、Windows のセットアップ環境を改善し、配信の最適化において PowerShell コマンドレットの種類を増やしているほか、クラウドのリカバリー オプションの追加や、その他の機能強化も実施しています。

配信の最適化に関する機能強化

お客様から直接頂いたご意見・ご要望に基づき、以下に示す PowerShell コマンドレットを新たに追加しました。これらのコマンドレットは、使用する帯域幅を配信の最適化によって削減する際に役立ちます。

  • Get-DeliveryOptimizationStatus-PeerInfo: バックグラウンドのピアツーピア アクティビティに関する情報 (ピア IP アドレス、送受信バイト数など) をリアルタイムで表示できます。
  • Get-DeliveryOptimizationLogAnalysis: 最適化ログで処理内容の要約を確認できます。ダウンロードの総数やピアリングのダウンロードの内容、ピアリング全体の効率などの情報が得られます。-ListConnections フラグを使用すると、ピアツーピア接続の状態を詳細に把握できます。
  • Enable-DeliveryOptimizationVerboseLogs: 従来よりもさらに詳細なレベルでトラブルシューティングをサポートします。

PowerShell コマンドレットに加え、Windows 10 バージョン 2004 の配信の最適化では、以下を実現しています。

  • エンタープライズ ネットワークのスロットリング: フォアグラウンドとバックグラウンドのスロットリングにも機能強化を実施しました。
  • クラウドベースの自動輻輳検知: 配信最適化のクラウド サービスを活用し、ネットワークでダウンロード トラフィックが急増した際に容易に特定できるようにします。つまり、HTTP からのバックグラウンド ダウンロードに遅延をきたす既存のポリシーは、特定のデバイスのクラウドから更新プログラムをダウンロードする処理をクラウド サービスが動的にバック オフできることを意味します。この間、クラウド サービスはローカルのピアリング ソースを引き続き利用できます。同様に、同じ機能を使って、最初に更新プログラムをダウンロードするデバイスを動的に選択し、ピアリング全体の効率を高めることが可能です。この機能は特に、リング経由で展開をしていて、リング 0 で個々のデバイスを選択したくない場合 (対象のサイトの数が数千規模になると作業が煩雑になるため) に有用です (注: このクライアント機能にはクラウド サービスのサポートが必要です。フル機能の提供は近日中に開始予定です)。

サービスと展開に関する機能強化

マイクロソフトは、Windows の展開作業と更新プログラムの管理に利用できるさまざまなテクノロジの開発を続けてきました。Windows 10 バージョン 2004 では、以下の強化機能が行われています。

  • 機能の更新におけるオフライン時間の短縮: Windows 10 バージョン 1703 以降、マイクロソフトは、機能の更新時に生じるエンド ユーザーのダウンタイムを着実に短縮してきました。Windows 10 バージョン 2004 では、さらにオフラインの時間を短縮し、バージョン 1703 で平均 80 分以上かかっていた時間をバージョン 2004 では 16 分にまで短縮しました。多くの場合、再起動は 1 回で済みます。
  • 予約済み記憶域の管理の強化: Windows 10 バージョン 1903 のリリースでは、新たに製造された PC や Windows 10 のクリーン インストール向けに予約済み記憶域 (英語) を導入しました。Windows 10 バージョン 2004 では、展開イメージのサービスと管理 (DISM) のコマンドおよび API のセットを新たに追加しました。これらのコマンドや API のセットを利用すれば、Windows 10 バージョン 1903 以降が搭載されていない Windows 10 デバイスを含め、予約済み記憶域を必要に応じて有効、無効にできます。予約済み記憶域のコマンド ライン オプションのセットの詳細については、「DISM 予約済みストレージのコマンドラインオプション」をご確認ください。
  • Windows セットアップの管理と診断の強化: Windows セットアップを使用する場合、Windows 10 バージョン 2004 では、最新の更新プログラムにアップグレードをする際に従来よりきめ細かな管理ができるようになっています。たとえば、以下のような機能が利用できます。
  • クラウドからの Windows 10 の復元: 今回のリリースでは、必要なファイルをクラウドからダウンロードして Windows 10 を復元するオプションを追加しました。このオプションにより、信頼性を高め、お使いのインターネットの速度に応じて迅速な復元が可能になります。クラウドによる復元プロセスの詳細については、こちらの PC リセット オプション (クラウドからのダウンロード) をご確認ください。
  • Windows Autopilot: 調達したデバイスをエンド ユーザーに直接配布したり、クラウドからプロビジョニングしたりできます。Windows Autopilot は、Windows 10 バージョン 1703 (7D 更新プログラムを含む) から提供を開始しました。以後、Windows 10 の新しいバージョンをリリースするたびに、ユーザーから要望のあった新機能を追加しています。今回の更新プログラムでは、以下の機能を追加しました。
    • VPN に対応したユーザー主導型の Hybrid Azure AD Join を構成できます。この機能は、Windows 10 バージョン 1909 およびバージョン 1903 に移植されています。
    • Windows Autopilot プロフィールの言語設定を構成すると、デバイスをイーサネットに接続したときに Out of Box Experience (OOBE) で言語、ロケール、キーボードの各ページをスキップします。

Windows Update for Business における機能強化

Windows 10 バージョン 2004 では、Windows Update for Business で更新プログラムを展開する機能に改良を加えています。具体的には以下のとおりです。

  • Microsoft Intune コンソール更新プログラム: Intune で現在利用できる対象のバージョンでは、デバイスの移行先とする Windows 10 の OS バージョンを指定できます。また、この機能を使用すると、サービス終了までデバイスを現行のバージョンに保つことができます。Intune コンソールで利用でき、グループ ポリシーや構成サービス プロバイダー (CSP) ポリシーとして構成することも可能です。
  • 検証機能の強化: デバイスとエンド ユーザーの生産性と安全性を維持するために、マイクロソフトでは、デバイスに影響を与える既知の問題を検出した場合、安全性を考慮してデバイスの更新をブロックします。ただし、この機能は検証作業の妨げになる場合があります。IT 管理者の皆様が最新のリリースの検証作業をスムーズに進められるよう、マイクロソフトでは新たなポリシーを作成し、更新を保留する組み込みの保護機能を管理者がデバイスで無効にできるようにしました。
  • 遅延ポリシー: 遅延ポリシーが Windows Update for Business でどのように機能するかについては、後述の「よく寄せられる質問」の項目をご確認ください。
  • ドキュメントの更新: Windows Update for Business のドキュメントを更新しました。Windows Update を管理するうえで Windows Update for Business を利用し、デバイスの安全性とエンド ユーザーの生産性を維持する方法をわかりやすく説明しています。

Cortana の機能強化

Windows 10 バージョン 2004 では、Microsoft 365 で提供されるパーソナル生産性アシスタントの Cortana (英語) の機能を強化しています。新たにリリースする機能強化の一部を以下にご紹介します。

  • 生産性[1]: チャットベースの UI により、自然言語で質問をキーボード入力や音声入力して Cortana を操作 (英語) し、Microsoft 365 から簡単に情報を入手して、スムーズに作業を進められます。今後数か月にわたって Microsoft Store を通じてアプリを定期的に更新し、チャットベースのエクスペリエンスを強化します。ウェイク ワードによる起動をサポートし、「コルタナさん」と呼びかけることで応答するほか、生産性機能 (重要なメールやドキュメントを表示して会議の準備に役立てるなど) を追加し、多言語対応の機能も拡充します。
  • セキュリティ: Cortana を使用するにあたり、職場または学校アカウント、Microsoft アカウントを使った安全な方法でのログインが求められます。このセキュリティの強化により、音楽やコネクテッド ホーム、サードパーティが提供する機能など、一部の機能が使用できなくなります。ユーザーは、オンライン サービス条件に規定される Office 365 のエンタープライズ レベルのプライバシー、セキュリティ、コンプライアンスを保証するクラウドベースの支援サービスを利用できます。
  • Cortana ウィンドウの移動: Windows 10 バージョン 2004 では、Cortana ウィンドウをドラッグして、デスクトップ上の使いやすい位置に移動することができます。

これらの機能強化の詳細や、Microsoft 365 の Cortana で本日提供開始となるその他の更新については、Microsoft 365 ブログの記事 (英語) または以下の短い動画をご覧ください。

Windows 10 バージョン 2004 におけるコンピューターの簡単操作の機能

ご自身の好みや独自のワークスタイルに応じてカスタマイズしたり、障碍をお持ちの方々の使いやすさを向上したりするために、Windows 10 のコンピューターの簡単操作の機能をご用意しました。これにより、画面の操作方法やアイデアの表現方法を選択でき、作業がシンプルになります。新たにリリースするアクセシビリティの機能強化の一部を以下にご紹介します。

  • テキスト カーソルの視認性の向上: カーソルの幅や形、色をカスタマイズできるため、コンテンツを作成、編集するときや、Web サイトを移動するときに、カーソルの位置を特定しやすくなりました。
  • 拡大鏡で眼精疲労を軽減: 拡大鏡を使用する際に読み上げ機能を利用できます。既存のワークフローが中断される心配は一切ありません。拡大鏡の再生ボタンを選択して Web ページやドキュメントの先頭から読み上げを開始することも、テキスト範囲を選択して再生ボタンをクリックし、その部分だけ読み上げることもできます。[Pause]、[Next sentence]、[Previous sentence]、[Read From Here] ボタンでコンテンツ内を簡単に移動できます。
  • ナレーターで画面の表示内容を伝える: ナレーターの機能には多くの変更を加えています。これにより、Outlook の受信トレイでメールを効率的に優先順位付けできるようになり、わかりにくいハイパーリンクも理解しやすくなりました。詳細については、Windows 10 におけるアクセシビリティの新機能に関する記事 (英語) をご覧ください。
  • 視線制御に関する機能強化: ユーザーからのフィードバック (英語) に基づき、視線制御では、以下のような機能強化を行いました。
    • ドラッグ アンド ドロップ: 精度の高いマウス制御ツールにより、さまざまなドラッグ操作が可能になり、Shift および Ctrl の修飾キーをクリックやドラッグの操作と組み合わせることもできるようになりました。
    • 一時停止: 一時停止ボタンを選択すると、スタート パッドを非表示にできるので、コンテンツを全画面表示にしたときに視界を遮るものがなくなります。
    • Switch: 前のバージョンの Windows 10 では、Dwell (視線を一定時間、画面の一部に固定する) 機能を使ってボタンをクリックしていましたが、Windows 10 バージョン 2004 では Switch 機能を追加しました。Dwell はターゲットの選択に、Switch はボタンのクリックに使用します。
    • 設定: 新たなアクセシビリティ機能を有効にし、目の動きに対するシステムの反応を変える数値をきめ細かく制御します。

言語に関する機能強化

複数言語の環境や複数の国で Windows 10 をインストールしている場合は、音声入力や SwiftKey インテリジェンス、東アジア言語向けの IME (クイック インプット メソッド エディター) の機能強化についてご確認ください。

  • 言語設定の機能強化: 現在の言語設定をひとめで確認できるようになりました。また、言語機能のインストール ページを整理し、説明とヒントを追加しました。
  • 音声入力でさらに多くの言語をサポート: 英語 (米国) に加え、英語 (カナダ)、英語 (英国)、英語 (オーストラリア)、英語 (インド)、フランス語 (フランス)、フランス語 (カナダ)、ドイツ語 (ドイツ)、イタリア語 (イタリア)、スペイン語 (スペイン)、スペイン語 (メキシコ)、ポルトガル語 (ブラジル)、中国語 (簡体字、中国) の音声入力にも対応しました。
  • SwiftKey のタイピング インテリジェンスのサポートに 39 言語が追加: SwiftKey は、Windows 10 バージョン 1809 から提供が開始されていますが、Windows 10 バージョン 2004 では、39 の言語が新たに差オート対象に追加されました。一覧はこちらでご確認いただけるため、この記事では割愛させていただきます。( ͡~ ͜ʖ ͡°)
  • 繁体字中国語 IME の機能強化: 新たな繁体字中国語の Bopomofo や ChangJie、IME に関するフィードバックに基づき、以下の機能強化を行いました。
    • 変換モードの切り替えの高速化: 2 つの変換モード ([中] モードと [英] モード) をすばやく切り替えられるようになりました。
    • ツールバーの強化: [Hide IME toolbarIME] オプションを追加し、設定で [Use IME toolbar] がオフになっているにもかかわらずツールバーが表示される問題を修正しました。
    • 候補ウィンドウの機能強化: 既知の問題を修正し、候補ウィンドウの品質を向上させました。
  • 日本語 IME の機能強化: ユーザーからのフィードバックに基づき、予測候補ウィンドウのキー ナビゲーションにおける上矢印キーの問題を修正したほか、キーの割り当て設定を見つけやすくしました。さらに、Ctrl + スペース キーによる既定値の操作を「なし」に変更しました。
  • 韓国語 IME の更新: 韓国漢字を入力すればすぐにおわかりいただけますが、韓国語 IME の機能強化では、最新のコントロールと明瞭な文字体裁を実現した新しい候補選択ウィンドウや、予測テストのための新たなアルゴリズムが導入されており、タッチ キーボードを使用する際に、関連性の高い変換候補を正確に表示します。

Windows Subsystem for Linux (WSL) に関する機能強化

Windows Subsystem for Linux では、開発者は GNU/Linux 環境を実行できます。ここでは、Windows 10 バージョン 2004 における WSL 関連のいくつかの機能強化についてご紹介します。

  • Windows Subsystem for Linux 2 (WSL2): この新しいバージョンのアーキテクチャ (英語) では、Windows の ELF64 Linux バイナリで WSL を実行でき、ARM64 デバイスのサポートも追加されています。
  • ローカルホストから WSL アプリへの接続: お使いの WSL Linux ネットワーク アプリケーションにローカル ホストから接続します。たとえば、WSL 2 Linux ディストリビューションで NodeJS サービスを実行して Microsoft Edge からこのサービスに接続できます。
  • グローバル構成オプション: ローカルホストに設定できるグローバル構成オプションを追加しました。このオプションは個々の WSL ディストリビューションに適用されます。

Windows 組み込みのセキュリティに関する機能強化

Windows 10 の更新プログラムには、リリースごとに最先端のセキュリティ機能が搭載されています。ここでは、Windows 10 バージョン 2004 で提供される組み込みのセキュリティ機能をいくつかご紹介します。

Application Guard

  • Application Guard Chromium ベースの Microsoft Edge をサポート: Application Guard は、信頼できない、または安全でない可能性のあるロケーションから受け取ったファイルを開くためにコンテナーを使用し、ユーザーとデバイスを既知の脅威や新たな脅威から保護します。今回のバージョンでは、Chromium ベースの Microsoft Edge もサポートできるようになりました。
  • Office Application Guard: この機能は Windows 10 で Application Guard のポリシーを有効にしていると自動的に適用され、ドキュメントは Microsoft 365 Apps クライアント (旧 Office 365 ProPlus) で開かれます。また、ドキュメントを開くユーザーには、Microsoft 365 E5 ライセンスまたは Microsoft 365 E5 Security ライセンスが割り当てられます。

ハイブリッド環境向けの FIDO2

FIDO2 (英語) のセキュリティ キーの対象範囲が拡大し、ハイブリッド Azure Active Directory (Azure AD) 参加デバイスにも適用されるようになったため、さらに多くのユーザーがパスワードを使用しない環境への移行に向けて重要な一歩を踏み出せるようになりました。

System Guard

Windows 10 バージョン 1903 では、System Guard に SMM Firmware Measurement という機能が新たに追加されました。System Guard Secure Launch を基盤とするこの機能では、デバイスのシステム管理モード (SMM) ファームウェアが正常に動作しているかどうかをチェックします。具体的には、OS のメモリやシークレットが SMM で保護されていることを確認します。Windows 10 バージョン 2004 では、System Guard Secure Launch によるチェックや測定件数を増やしてこれまでよりもさらに強固なセキュリティを実現しており、MMIO や IO ポート、レジスタをはじめとする機密性の高いリソースを適切に保護できるようになっています。先進的なこの機能には新しいハードウェアが必要です。近日中に提供が開始されます。

Windows Hello

  • Microsoft アカウント用の Windows Hello: Microsoft アカウントのログインでパスワードレス化を実現します。デバイス上のすべての Microsoft アカウントにおいて、Windows Hello の顔認証や指紋認証、PIN などを使用する最新の多要素認証へと移行することで、デバイス アクセスのセキュリティを強化し、Windows でパスワードを不要にします。
  • セーフ モードに Windows Hello PIN を追加: デバイスの問題のトラブルシューティングを実施する際のセキュリティを強化するために、セーフ モードで起動したデバイスに対し Windows Hello の環境を適用します。

Windows サンドボックス

Windows 10 バージョン 1903 で導入された Windows サンドボックスは軽量デスクトップ環境を提供し、隔離された状態でアプリケーションを安全に実行することができます。Windows サンドボックスを終了すると、ソフトウェアとファイルがすべて削除されて初期状態に戻り、毎回アプリケーションを起動するたびに、サンドボックスの新たなインスタンスが起動します。Windows 10 バージョン 2004 では、以下の機能強化を実施しています。

  • 構成ファイル (英語) のサポート。このファイルを利用すれば、vGPU やネットワーク、共有フォルダーをはじめとするサンドボックスの構成要素を設定できます。
  • マイクのサポート
  • 構成ファイルを使用して、音声入力の構成が可能
  • Shift キーと Alt キーを押しながら Print Screen キーを押して、[コンピューターの簡単操作] ダイアログを起動
  • Ctrl キーと Alt キーを押しながら Break キーを押して、全画面表示モードを切り替え

Windows 10 バージョン 2004 に関するその他の機能強化

以下の機能強化は、上記のどのカテゴリにも当てはまりません。しかし、検索やタスク マネージャー、Bluetooth のペアリング、ネットワーク カメラのサポートなどに関連するもので、IT プロフェッショナルにとって重要な機能です。

  • Bluetooth のペアリング: Windows 10 バージョン 1803 で初めて導入された機能強化 (英語) をベースにしており、以下の内容を実現しています。
    • ペアリングは通知を介して実行されるため、ペアリングを完了するために設定アプリを起動する必要はありません。通知の回数を 1 回減らし、ペアリング全体の処理を高速化しました。
    • Bluetooth の通知に [Dismiss] ボタンを追加し、Swift Pair を使用する際の制御性を高めました。
    • 通知には、デバイスの名前とカテゴリを追加しています。
  • 電卓の機能強化: フィードバックに基づいて実施された特に注目すべき機能強化です。[Keep on top] モードで電卓を前面表示できるようにしました (また、導入された時期は定かではありませんが、電卓には履歴機能があり、過去に行った計算を再度実行する場合に役立ちます)。
  • 顔文字: 顔文字の内容を更新しました。顔文字は Windows 10 バージョン 1903 で初めて導入されました。Windows キー + ピリオド、または Windows キー + セミコロンで利用できます。以下のような楽しい顔文字をご用意しています。
    • ヾ(⌐■_■)ノ♪
    • ლ(╹◡╹ლ)
    • (⊙_◎)
    • ( ͡~ ͜ʖ ͡°)
    • ಠ_ರೃ
    • (∩^o^)⊃━☆
    • /ᐠ。ꞈ。ᐟ\
    • この他にも多数の顔文字があります。ぜひご活用ください (❁´◡`❁)

MSIX のインストール: 以前のバージョンの Windows 10 では、MSIX パッケージをインストールするために、グループ ポリシーまたは設定を通じて、サイドローディング ポリシーを有効にする必要がありました。Windows 10 バージョン 2004 では、特別な構成設定をしなくても、署名済みの MSIX パッケージをデバイスに展開できます。

  • Windows 10 デバイスとネットワーク カメラの接続: セキュリティや監視のシナリオなどでカメラを使用できるよう、ローカル エリア ネットワーク (LAN) で動画データを送信する IP ベースのカメラを追加できるようになりました。
  • ネットワークの状態ページの再設計: [設定] の [ネットワークとインターネット] ランディング ページでは、従来よりさらに多くの情報をひとめで確認できるようになりました。また、アクティブな接続を表示する新しい画面を追加したため、個々の接続のプロパティやデータの使用状況を確認できます。
  • メモ帳の機能強化: メモ帳では、挙げればきりがないほどの機能強化が行われました。メモ帳のすべての機能強化については、こちらのページでご確認ください。
  • 通知設定の機能強化: Windows 10 バージョン 1803 で導入された集中モード (英語) は、新しい通知やアラート、サウンドを簡単にブロックし、集中力の持続する作業環境を実現します。Windows 10 バージョン 2004 では、さらに以下のような管理が可能になりました。
    • 特定のアプリの通知を無効にしたり、アプリの通知設定画面に移動したりできるオプションをトースト通知に追加しました。これらの設定では、各設定の画像のプレビューを追加しており、通知バナーを表示したり、アクション センターで通知を表示したりします。
    • すべての通知をミュートする機能をトップレベルのオプションとして [通知とアクション] に追加しました。このオプションには、[アクション センター] のトップ画面から簡単にアクセスできます。
    • 通知のリストは、アプリの名前や使用頻度別に並べ替えが可能です。
  • サインイン時にアプリを再起動: UWP アプリなどの再起動可能なアプリを次回のサイン時に自動的に起動できます。サインアウト時や Windows を再起動またはシャットダウンするときに、アプリが実行中である必要があります。このオプションは既定では無効になっています。有効にするには、[設定]、[アカウント]、[サインイン オプション] の順に選択します。
  • 設定ページ: このページは、[設定]、[アプリと機能]、[オプション機能] の順に選択して表示できます。このページのユーザビリティを以下のように強化しました。
    • 複数のオプション機能を一度に選択、インストールできます。
    • 機能の一覧は、名前、サイズ、インストール日時で並べ替えが可能なので、簡単に必要な機能を表示できます。
    • インストール日時以外にも、機能の依存関係などの役立つ情報が追加されました。
  • ディスプレイの使用の限定: Windows 10 Pro for Workstations や Windows 10 Enterprise を実行している場合、「Remove display from desktop」と呼ばれる新しい機能が表示されます。この機能は、Windows でディスプレイを使用できないようにし、ディスプレイを必要としている特殊な用途のアプリにだけその使用を許可するものです。カスタムのパネルを搭載している医療用の画像処理デバイスや、Microsoft Store で利用されているようなビデオウォール、専用の映像監視機能を使用する際に特に有用です。
  • タスク マネージャーの機能強化: ささやかながらも利便性の向上が期待できる変更を 2 点、タスク マネージャーで実施しました。
    • GPU の温度: ユーザーからのフィードバックを基に、GPU の温度 (現状では摂氏のみ) を表示する機能をタスク マネージャーに追加しました。この情報は、専用の GPU カードを搭載しているデバイスなどで役立ちます。温度は [パフォーマンス] タブに表示されます。
    • ディスクの種類: 個々のディスクの種類 (SSD など) を、[パフォーマンス] タブの [ディスク] ノードに一覧表示できるようになりました。
  • 仮想デスクトップの名前の変更: ユーザーからのフィードバックに基づいて機能強化を実施しました。タスク ビューから起動した仮想デスクトップの名前を、「Desktop 2」や「Desktop 3」といった一般的な名前ではなく、もっとわかりやすい名前に変更できるようになりました。
  • Windows 10 バージョン 2004 では、以下のように Windows の検索機能の強化を行っています。
    • 新しいアルゴリズムの導入により、ディスクの使用効率を向上します。このアルゴリズムでは、ディスクの使用量やアクティビティの増加を検知し、その内容に応じてインデクサーを管理します。
    • 検索ホームに、「天気」、「トップ ニュース」、「Today in history (今日の出来事)」、「New movies (新作映画)」の 4 つのクイック Web 検索を追加しました。このホームには、クイズを掲載することもあります。
    • Web プレビューの検索結果のデザインを更新しました。
    • アプリと設定の検索のスペル修正機能を強化しました。従来は見逃されていた「exce」や「powerpiont」のようなわずかな入力ミスもインテリジェントに検出します。
    • 最適な検索結果に加えて参考情報を表示して価値を高めます。検索結果がユーザーの求めていた内容と異なる場合に、なぜその結果が表示されたのかを確認できるよう、「Related」行を併せて表示します。

その他の最新の製品と機能

Windows 10 バージョン 2004 のエクスペリエンスを補完するために、以下のような魅力的な新製品や新機能を提供すべく、マイクロソフトは精力的に取り組んできました。

ユニバーサル印刷

ユニバーサル印刷 (英語) は、Microsoft 365 サブスクリプション ベースのサービスです。Azure にホストされているユニバーサル印刷ポータルを通じて、印刷を一元管理できます。このサービスは Azure Active Directory と完全に統合され、シングル サインオンのシナリオをサポートします。ユニバーサル印刷を使用するには、Windows 10 バージョン 1903 以降が必要です。最新情報については、ユニバーサル印刷に関するブログ記事 (英語) をチェックしてください。

Microsoft Defender Advanced Threat Protection の継続的な機能強化

2020 年 1 月以降、Microsoft Defender Advanced Threat Protection (Microsoft Defender ATP) に対して、以下に示す更新プログラムや機能の追加、機能強化が適用されてきました。最新情報については、Microsoft Defender ATP のブログ記事 (英語) をチェックしてください (注: これらの機能を使用するうえで、Windows 10 バージョン 2004 が必須というわけではありません)。

急成長の Secured-core テクノロジ: AMD Ryzen Pro 4000

マイクロソフトは、Secured-core テクノロジ (英語) に関してパートナー コミュニティと共同で開発を続けています。このテクノロジでは、ID、仮想化、オペレーティング システム、ハードウェア、ファームウェアの各種保護機能を組み合わせ、オペレーティング システムで重要なセキュリティをさらに強化し、起動プロセスの整合性の確保を図っています。マイクロソフトの Secured-core テクノロジをベースとする、AMD の Ryzen Pro 4000 チップなどの新しいデバイスは、巧妙なデータ盗難を防ぐうえで役立ち、Microsoft Endpoint Manager で簡単に管理できます。

Office の便利な新機能

この記事の締めくくりとして、個人の生産性向上や文章作成に役立つ、注目すべき Office の新機能をご紹介します。

まずは、会議の終了時間を数分前に設定できる、Microsoft Outlook の予定表の機能です。先日の Office の更新により、予定より数分早く終わるように会議を設定できるようになりました。会議がいくつも連続で入っていると、時間に追われ、ストレッチをしたり、コーヒーを飲んだり、個人的な用事を済ませたりする余裕はありません。在宅勤務の場合には、ワーク ライフ バランスに支障をきたす可能性があります。この機能を設定するには、Outlook で、[ファイル]、[オプション]、[予定表] の順に選択します。予定表のオプションで [予定と会議を早く終了する] を選択し、適切な時間 (分) を選択します。

次は、Microsoft Word の新しい文章校正およびインクルージョンのオプションについてです。私もそうですが、文章を入力するときに、行間を詰め、文と文の間にスペースは 1 つだけしか入れない主義の方もいらっしゃるでしょう。スペースは 2 つ入力する習慣がある方が多いと思いますが、そうでない方に便利な機能をご紹介します。Microsoft Word で、2 つのスペースが連続している場合に文法上正しくないスタイルとしてマーキングできる校閲機能があります。また、「Oxford Comma のスタイル」を使用している場合に、Oxford Comma が抜けている箇所を文法ミスとしてマーキングすることもできます。インクルージョンなどに関するこれらの新しいルールを適用するには、Word を起動し、[ファイル]、[オプション]、[文章校正] の順に選択して、[文書のスタイル] で [Grammar & Refinements] を選択します。[設定] を選択し、[Punctuation Conventions] までスクロール ダウンして、適切なチェックボックスとドロップダウン オプションを選択します。

Windows Virtual Desktop

Windows Virtual Desktop は進化し続けています。最新の機能強化については、Windows Virtual Desktop コミュニティ (英語)Windows IT Pro ブログ (英語) の最新の記事をチェックしてください。直近では、PSGallery に複数の新しい PowerShell モジュール (英語) を公開しました。これらのモジュールには、-AadTenantId パラメーターの付いた Remove-RdsRoleAssignmen (Azure AD テナントに関係ないプリンシパルのロール割り当てを削除するモジュール) や、-PersonalDesktopAssignmentType パラメーターの付いた Update-AzWvdHostPool (ユーザーに自動で仮想マシンを割り当てるモジュール) などがあります。詳細は、Windows Virtual Desktop の PowerShell のリリース ノート (英語) をご覧ください。

よく寄せられる質問

Windows 10 の今回のリリースでは、Windows Server もリリースされますか。

はい。Windows Server バージョン 2004 は本日より提供を開始いたします。詳細については、Windows Server バージョン 2004 の一般提供に関するブログ記事 (英語) をご覧ください。

リリース前に Windows 10 の新しいビルドをテストするにはどうすればよいですか。テストはすぐに開始できますか。

どなたでもご参加いただける Windows Insider Program for Business をご利用ください。このプログラムに参加すると、Windows 10 や Windows Server のプレビュー ビルドにアクセスできるため、新しい機能をテストしてその結果をマイクロソフトに直接フィードバックすることが可能です。さらに、アプリ、ハードウェア、プロセスのテストにおいて、Windows のこれらの初期ビルドを組織全体に展開できます。

今回、新しい長期サービス チャネル (LTSC) はリリースされますか。

いいえ。現行の LTSC オプションは Windows 10 Enterprise LTSC 2019 であり、11 月に Windows 10 バージョン 1809 としてリリースされました。LTSC の次期リリースは、2021 年末ごろを予定しています。お客様が現在、特定の目的に特化したデバイスに LTSC を使用している場合は、それらのデバイスを Windows 10 Enterprise LTSC 2019 にアップグレードする作業を開始してください。このリリースのメインストリーム サポートは 2024 年 1 月 9 日までです。

デバイスを Windows 7 から今回の更新プログラムに直接アップグレードできますか。

はい。Windows 7 または Windows 8.1 は、Windows 10 バージョン 2004 に直接アップグレードできます。Windows 7 は 2020 年 1 月 14 日にサポートが終了しており、Windows 8.1 は 2023 年 1 月 10 日にサポート終了予定であるため、今すぐアップグレード プロセスを開始することを強くお勧めします。

Windows Update for Business を使用して更新プログラムを延期する方法を教えてください。

Windows Update for Business を使用すると、特定のデバイスやデバイス グループだけが指定した日数を経過した後に更新プログラムを受け取るようにするポリシーを設定できます。たとえば、Windows 10 バージョン 1909 を実行していて、機能更新プログラムに関する 180 日の遅延ポリシーを設定した場合、次のリリース (この場合はバージョン 2004) は一般提供開始日から 180 日経過後となり、このポリシーが適用されたデバイスで 180 日が経過した時点から展開が始まります。

組織で設定する Windows Update for Business の遅延ポリシーは 1 つでなければならないのでしょうか。

いいえ、遅延ポリシーは必要な数だけ設定できます。Windows 10 の展開を段階的に実施するなど、きわめて柔軟な対応が可能です。たとえば、以下のように設定できます。

  • グループ 1: 遅延 0 日 (一般提供開始日 – 火曜日): IT 管理者に展開
  • グループ 2: 遅延 6 日 (一般提供開始日 + 6 – 月曜日): 早期導入ユーザーに展開。デバイスの 10%
  • グループ 3: 遅延 14 日 (一般提供開始日 + 14 – 2 週間後の火曜日): 広範な展開を開始。デバイスの 25%
  • グループ 4: 遅延 30 日 (一般提供開始日 + 30 – 一般提供から 1 か月後): 広範な展開。デバイスの 65%

遅延ポリシーを設定する際の考慮事項は以下のとおりです。

  • 最終期限を 5 日後に設定すれば、一般提供から 35 日以内にすべてのデバイスで機能更新プログラムまたは品質更新プログラム (更新プログラムの種類は遅延ポリシーによって異なる) の受信を開始できます。
  • 品質更新プログラムを構成する場合 (例: 修正プログラムを火曜日に適用) は、遅延の期間を短く設定して、14 日以内にすべてのデバイスに更新プログラムが適用されるようにします (グループ 4 の遅延を 9 日に設定し、最終期限をその 5 日後にするなど)。
  • スキャンの時間をランダムに分散すれば、多数のデバイスを同じポリシーで管理している場合、すべてのデバイスが同じ時間に更新プログラムを受信することはありません。

利用しているアプリケーションが Windows 10 バージョン 2004 と互換性がない場合はどうすればよいですか。

Windows 10 は、これまでで最も互換性に優れた Windows オペレーティング システムです。ただし、Windows 10 や Microsoft 365 Apps (または今後の機能更新プログラム) の展開中にアプリケーションの互換性の問題が発生した場合は、対象のサブスクリプション (150 シート以上) に限り Desktop App Assure を利用して無償で問題を修正できます。Desktop App Assure の詳細については、アプリケーションの互換性を約束するための取り組みに関する記事 (英語) をご覧ください。

ツールと参考資料

Windows 10 バージョン 2004 のリリースに伴い、以下のドキュメントの更新版をリリースしました。

また、Windows リリース正常性ダッシュボード (英語) をご利用になっていないお客様は、ぜひご活用ください。Windows 10 バージョン 1903 で導入されたこのダッシュボードでは、Windows 10 バージョン 2004 のロールアウト状況に関する最新情報や、既知の問題に関する詳細 (問題の状況、回避策、解決策など) のほか、ライフサイクルの更新、今後のイベント、ベスト プラクティスなどの重要な発表に関する情報を入手できます。

更新プログラムの構成と展開については、以下のドキュメントをご覧ください。

最新のドキュメントは、docs.microsoft.com の「Windows 10 バージョン 2004 の新機能 (IT 担当者向け)」をご覧ください。

開発者向けの新機能については、「Windows 10 ビルド 19041 の開発者向け新着情報」をご覧ください。Windows SDK に追加された新しい名前空間の一覧については、「Windows 10 ビルド 19041 の新しい API」をご覧ください。また、Windows 10 から削除された機能、今後のリリースで削除される可能性がある機能の一覧については、「Windows 10 で削除された機能」をご覧ください。

これらの機能強化について詳しく知りたいという方は、2020 年 6 月 10 日 (水) 午前 9 ~ 10時 (太平洋標準時)/ 6 月 11 日 (木) 午前 1 ~ 2 時 (日本時間) の Web キャスト (英語) にご参加ください。当日はライブでの Q&A セッションも予定しています。さらに、全社的な更新プログラムの展開、管理においてサポートが必要なお客様向けに、Windows および Microsoft Endpoint Manager エンジニアリング チームのメンバーと私が今後 2 週間 Tech Community において Office Hours セッションを開催いたします。詳細については、http://aka.ms/windows/officehours (英語) をご覧ください。

最後に、新しいリリース、ツール、ドキュメントに関する最新情報については、引き続きこのブログをチェックすると共に、Twitter アカウント @MSWindowsITPro のフォローをお願いします。

[1] ユーザー プロファイルの検索、スケジュールのチェック、会議への参加、Microsoft To Do リストへの追加など、生産性にフォーカスした機能については、現時点では英語を使用する米国ユーザーのみ利用可能となっております。

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文部科学省「学びの保障」総合パッケージに対応する Windows PC の供給支援について「GIGA スクールお問い合わせ窓口」開設のお知らせ

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6 月 5 日に文部科学省から出された事務次官通知「新型コロナウイルス感染症に対応した持続的な学校運営のためのガイドライン及び新型コロナウイルス感染症対策に伴う児童生徒の「学びの保障」総合対策パッケージについて」(*1) は、私たち ICT 教育にかかわる産業界にとっても、新型コロナウイルス感染症の影響下において、文科省・各政府機関といかに協働するのか、子供たちの学びを守ろうと日々奮闘されている学校現場の方々にどのようにご協力させていただくのかを、改めて考える機会になりました。

この通知は、先の情報教育・外国語課によるビデオメッセージ (*2) 同様に、教育 ICT の必要性と、いますぐに行動を起こす即時性を強く促す印象的な内容であり、加えてそこには具体的な方法が示されています。今我々に求められていることは、この具体的な活動を即座に実現すべく協働し、課題に対して具体的にお答えすることであり、それが日本の教育を守ることだと考えます。

以下文科省通知 2 文科初第 382 号 令 和 2 年 6 月 5 日より引用

「今回が緊急時であることにも鑑み,学校の設置者や各学校の平常時における一律の各種 ICT 活用ルールにとらわれることなく,家庭環境やセキュリティに留意しながらも,まずは家庭のパソコンやタブレット,スマートフォン等の活用,学校の端末の持ち帰りなど,あらゆる機器や環境を最大限活用する。そのために,各学校及び学校の設置者において,家庭の通信環境について至急把握する。一方,家庭の端末等を活用することはあくまで緊急的な対応であり,各設置者において一刻も早く児童生徒の ICT 環境を整えることが必要である。このため,各設置者においては,令和元年度補正予算,令和 2 年度補正予算における端末や通信機器整備支援も活用し,直ちに調達行為に入るとともに,納期を分割することなどにより,特に早急に整備が必要な分は優先的に整えるなどの対応を行う。これにより,遅くとも令和 2 年 8 月までには,少なくとも小学校第 6 学年・中学校第 3 学年等の最終学年の児童生徒や,経済的理由等で ICT 環境を準備できない家庭に対して ICT 環境が整備されることを目指す。」

本通知では、①小 6、中 3 の児童生徒一人一人に PC 等が 2020 年 8 月までに行き渡り、遠隔教育が受けられる体制を整えること、加えて、②令和元年度補正予算,令和 2 年度補正予算における ICT 環境整備を納期分割するなどしてでも一刻も早く児童生徒のために整えることを求めています。
また、文科省には今回の単年度への繰り上げにより過去最大の需要状況になった、GIGA スクール構想の端末及びアカウント発行について供給を不安視する問い合わせが日々続いていると聞いています。

GIGA スクール構想に対応した Windows PC を製造・販売する GIGA スクール対応 PC メーカーは、「学びの保障」総合対策パッケージ、並びに GIGA スクール構想を支援可能な供給体制をすでに整えていることを確認しており (*3)、さらに今後、日本マイクロソフトと GIGA スクール対応 PC メーカーは連携し、文部科学省の方針に沿って、供給に対する不安を解消する仕組みをつくってまいります。安心して Windows PC の採用をご検討ください。

この度 日本マイクロソフトでは、GIGA スクール対応 PC の供給に関してご不明な方、お困りの方に対して、GIGA スクールお問い合わせ窓口を開設致しました。供給に関するご不明点、お困りのことがございましたら以下までお問い合わせください。

マイクロソフト 教育機関ご担当者様向け GIGA スクール
お問い合わせ窓口

電話番号: 0120-933-308
受付時間: 9:00-17:30
月曜日~金曜日 (祝祭日、年末年始、マイクロソフト休業日を除く)
メールアドレス: GIGAMS@microsoft.com

* 教育委員会もしくは各学校の情報システムご担当者様向けのお問い合わせ窓口になります。
* 弊社販売パートナーの皆様につきましては営業担当にお問い合わせください。

 

GIGA スクール対応 PC メーカー一覧


* 1「新型コロナウイルス感染症に対応した持続的な学校運営のためのガイドライン及び新型コロナウイルス感染症対策に伴う児童生徒の「学びの保障」総合対策パッケージについて」
https://www.mext.go.jp/content/20200605_mxt_kouhou02_000007000-1.pdf?fbclid=IwAR0cq67w0jHgQ1hW7r7QO9pCD4jvcx1vYKDd6j-UEUnlFOBFY40ETdj2tMA

* 2 学校の情報環境整備に関する説明会 5 月 11 日
https://www.youtube.com/watch?v=xm8SRsWr-u4

* 3 現在販売開始している端末に限ります。

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Microsoft Edge の新機能を Build 2020 で発表

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※ 本ブログは、米国時間 5/19 に公開された “Everything new from Microsoft Edge at Build 2020” の抄訳です。

Microsoft Build 2020 は、いろんな意味で「初めて」尽くしです。2020 年代になって初めての Build であり、初めて昼夜を問わずオールデジタルでの開催となり、そして何より、新しい Microsoft Edge をリリースしてから初の Build カンファレンスとなります。今回、新たな形で Build と Microsoft Edge をお届けしたことで、マイクロソフトにとっては多くの学びがありました。

昨年の Build では、新しい Microsoft Edge に実装される機能について発表しました。それからというものマイクロソフトでは、ユーザーの皆様にとって最適なブラウザーを構築するべく、手を休めることなくイノベーションを追求し、ブラウジングにおける世界トップ レベルのパフォーマンスを目指してセキュリティ、生産性、価値を高めてきました。

追跡防止機能によってプライバシーを細かく制御できるツールが導入されたほか、生産性を高める機能「コレクション」が新たに追加されました。また、Bing には、検索するだけで社会に貢献できる「Give Mode」も導入されています。

1 月にお伝えしたように、すべての Windows 10 デバイス (企業向けと教育機関向けを除く) に対して、新しい Microsoft Edge へのアップグレードが配信される予定です。上記の機能がご利用いただけるようになるのは、スケジュールに基づいたロールアウトが実施されてからとなります。今後数週間以内に段階的に進めてまいりますので、しばらくお待ちください。今すぐ試してみたいという方は、こちらから新しい Microsoft Edge をダウンロードできます。

マイクロソフトでは、Web はだれにとっても役立つものであるという確信の下、優れたブラウジング エクスペリエンスの提供に注力すると同時に、開発者の声に耳を傾け、Microsoft Edge の可能性を広げてくれるオープン ソース コミュニティと改善点を共有することにも取り組んでいます。これまでに Chromium オープン ソース プロジェクトに 3,000 件以上のコミットを行い、Web をより楽しく、より機能的に、だれもがアクセスしやすいものに作り変えてきました。

今年の Build では、Web 開発者向けのツールやプログラムの拡充、コンシューマー向けの新しい統合機能、企業向けの新しいカスタマイズ オプションなど、継続的に取り組んでいるイノベーションを発表します。

Web 開発者向けの新機能

健全な Web コミュニティの形成を可能にするのは、活発な開発者コミュニティの存在です。そのコミュニティをサポートするべく、マイクロソフトはここ数か月、多くの Microsoft Edge 開発者にご利用いただいている開発者ツールを新たに 10 か国語に飜訳するなどの機能強化を行いました。今回は、Web に可能性をもたらす開発者の皆様が創造のキャンバスを広げ、これまで以上に多彩な方法でユーザーにアプローチできるようにするための新たなツールについてご紹介します。

WebView2 プレビュー版を拡張し、.NET および UWP (WinUI) 開発をサポート

Animation showing a WebView sample launching from Visual Studio

昨年、Win32 開発向けにプレビュー版の WebView2 をリリースしました。WebView2 は、一貫性のある Web プラットフォームを使用してアプリ内で Web コンテンツをホストすることで、コードをプラットフォーム間で最大限に再利用できるようにして、開発者にとっての障壁を取り払います。プレビュー期間中にご協力くださった開発者の皆様に感謝を申し上げます。お寄せいただいたフィードバックは、機能ロードマップの遂行と品質向上の参考にさせていただいています。

今回、このプレビュー版を拡張し、.NET および UWP (WinUI 3.0) 開発用の新しいオプションを追加します。これにより、WinForms、WPF、UWP (WinUI 3.0) アプリケーションに Chromium ベースの Edge WebView を埋め込めるようになります。詳しくはドキュメントや入門ガイドをご覧ください。また、Visual Studio を開いて WebView2 パッケージをダウンロードすれば、すぐに利用を開始できます。

Microsoft Edge アドオン サイトの改善により、拡張機能の検索が容易に

多くのユーザーにとって、拡張機能は Web エクスペリエンスの重要な要素です。マイクロソフトは、開発者が Chromium ベースの拡張機能を Microsoft Store で簡単に配信できるようにするだけでなく、それらをユーザーが簡単に見つけられるようにすることにも力を入れています。そこで、Microsoft Edge アドオン サイトが見た目にもより魅力的なものになるよう、一新することにしました。新しいカテゴリ、新しい検索機能、新しいレイアウトによって、開発者が作った拡張機能がユーザーの目にとどまりやすくなるはずです。今月からロールアウトが開始されますので、どうぞご期待ください。

Windows 10 上の PWA がより快適に

プログレッシブ Web アプリ (PWA) は、Web 標準を利用してプラットフォームを問わずアプリのようなエクスペリエンスでコンテンツを配信する優れた技術として、勢いを増し続けています。Microsoft Edge と Windows 10 の最新バージョンでは、Windows アプリと並んで、PWA がより自然で親しみやすいものとなっています。

現在、PWA を Windows 10 にインストールすると、デスクトップ OS 上ではスタンドアロン ウィンドウで起動し、スタートやタスク バーのような場所に表示されてアクセスしやすくなるなど、重要なポイントでの快適性が向上されています。マイクロソフトは、このインテグレーションをさらにスムーズにするために取り組んでおり、ユーザーが設定からアプリを管理したり、共有 (共有コンテンツの受信) の手段として利用したりできるように更新する予定です。この Windows インテグレーションの早期プレビューをチェックするには、Windows Insider プレビュー ビルドを使用して、Microsoft Edge の Canary プレビュー ビルドで Web Apps Identity Proxy フラグを有効にしてください。

Origin Trials Web プラットフォームの実験的な機能を試せるように

私たちは日々、Web を進化させて Web 開発者のニーズに対応したいと考えています。マイクロソフトの Origin Trials プログラムを利用すると、開発者の皆様はご自身の Web サイト上で一定期間、実験的な機能をテストできるようになります。一般向けにはまだ有効化されていないプロトタイプの機能を、皆様のサイトを訪れる一部のユーザーに対して Microsoft Edge 上で動作させ、フィードバックを収集できます。そうした早期のフィードバックを、最終的な API の構築に活かすことができます。

Origin Trails の詳細やプログラムへの登録については、Origin Trials Developer Console (英語) でご確認ください。

すべてのユーザー向けの新機能

今週は、生産性を高めるすばらしい新機能や、必要なコンテンツを見つけて整理するのに役立つ新しい統合機能をいくつか発表します。

Pinterest との新たな統合により、Microsoft Edge のコレクションがよりスマートに

コレクションを使用すると、Web 上のコンテンツを集めてグループ化して、オンラインでの作業内容を整理、保存、共有できます。複数のサイト、ページ、ブラウザー セッションをまたいで、リンク、画像、テキスト、メモをまとめて保存できるため、常に情報を整理して、ひらめきにつながる環境を整えられます。

今回、Microsoft Edge のコレクションが Pinterest と連携するようになり、ユーザーが進めている調べものやプロジェクトに関連するコンテンツを見つけやすくなります。ユーザーはコレクションを使って、お気に入りのデザインのアイデア、レシピ、家のリフォームに関するリンクなどを収集したり、次の大きな買い物に向けて複数のサイトからリサーチした情報をまとめたりしています。この Pinterest との新しい統合機能では、既に収集したものに関連するコンテンツが提示されるため、インスピレーションがかきたてられるようなアイデアを発見できると共に、時間の節約と効率化が促されます。この機能を有効にすると、コレクションの下部に Pinterest からの「おすすめ」が表示されます。それをクリックすると、トレンドとなっているピンの中から類似したものを集めたボードが開くので、興味のあるアイデアをすばやく見つけて自分のコレクションに追加できます。

また、コレクションを Pinterest にエクスポートすることも可能です。保存した Web ページや画像は、Pinterest アカウントの新規ボードに表示されます。

Animation showing Collections exporting to Onenote

コレクションに関しては、現在提供されている Excel や Word への送信機能に加え、OneNote への送信機能も追加される予定です。コレクションと Pinterest の統合機能、OneNote への送信機能は、来月中に Insider チャネルで利用可能となります。Edge Insider プログラムに参加して、いち早くお試しください。

サイドバー検索により、さらに速く、文脈に沿った検索が可能に

Animation showing sidebar search

現在 Edge には、新しいタブを開いて単語やフレーズを検索する機能が搭載されています。しかしこの機能を使おうとすると、思考の流れが途切れてしまい、閲覧中のタブから十分な情報を得られなくなってしまうこともあります。サイドバー検索は、ページの横のウィンドウに検索結果を表示できるようにして、ブラウジング エクスペリエンスを向上させることを目的とした機能です。調べたい単語やフレーズを選択して右クリックし、コンテキスト メニューから [サイドバーで検索] を選択するだけで使用できます。職場にいて Azure Active Directory アカウントでログインしている場合は、社内の情報からの検索結果も表示されます。会社の戦略資料を読んでいるときに、関連情報へのリンクが張られていないことはありませんか。サイドバー検索を活用すれば、簡単に情報を見つけられます。終わったらウィンドウを閉じるだけです。または、ウィンドウ内でさらに他の情報について検索を続けることもできます。

この機能は、今後数週間のうちに、Insider のプレビュー チャネルに登場する予定です。Edge Insider に登録して、いち早くお試しください。

インフォメーション ワーカーや IT 担当者向けの新機能

Microsoft Edge は業務利用にも適しています。今回、IT 管理者とインフォメーション ワーカーの日常業務を簡素化する新機能や更新をお届けします。皆様の組織で早速ご利用になりたい場合は、オフライン インストーラーをこちらからダウンロードしてください。

IT 担当者向けの新しい同期オプションとカスタマイズ オプション

Animation showing extension sync

在宅勤務中に複数のデバイスを使用している方は、同期がいかに重要であるかをご存じかと思います。インストール済みの拡張機能が Microsoft Edge で同期されるようになり、新しいポリシーによって IT 担当者はユーザーが同期を行うデータの種類を詳細に管理できるようになります。IT 担当者は職場のニーズに応じて、同期できるデータの種類を柔軟に設定できます。職場によっては、パスワードの同期が許可されていない場合もありますが、これも IT 担当者が管理できるようになります。

近日中には、オンプレミス環境のお客様にもこの同期機能が提供される予定です。クラウドへの移行には時間がかかりますが、その間も Microsoft Edge を最大限に活用していただけます。

Windows Information Protection でデータ セキュリティを強化

多くの人が在宅勤務に切り替えている今、特に IT 担当者にとってはデータの保護が重要課題となっています。今回、Microsoft Edge で Windows Information Protection をサポートします。これにより、Windows 10 をお使いのお客様が個人のデータと企業のデータを明確に分離し、基幹業務アプリケーションに保護機能を追加し、コンプライアンスに関する監査レポートを作成できるようになります。多くのお客様からご要望が寄せられていたため、新しい Microsoft Edge に搭載できることを嬉しく思います。

仕事と個人のプロファイルを簡単に切り替え

Animation showing Automatic Profile Switching in Microsoft Edge

インフォメーション ワーカーが勤務時間中の作業をスムーズにこなせるよう改善を施しました。これは特に、仕事とプライベートの境界があいまいになってしまいがちな在宅勤務を想定したものです。Microsoft Edge で、ユーザーが開こうとするリンクに対して既定のプロファイルを設定できるようになり、業務の途中でプロファイルを切り替えることがあっても、一貫性のあるエクスペリエンスが実現されます。

このプロファイルの自動切り替え機能によって、Microsoft Edge でのプロファイルの管理がさらに容易になります。これまでは、個人用アカウントを使用しているときに仕事関連のリンクにアクセスしようとすると、個人用アカウントには適切な資格情報がないため、サインインし直す必要がありました。この新機能では、開こうとしているリンクに業務用の資格情報が必要であることを Microsoft Edge が検知し、業務用プロファイルに切り替えるので、ユーザーはそのままリンクを開くことができます。プロファイルの切り替えがこれまで以上にスムーズになります。

Bing Microsoft Search で仕事に関する検索結果が 1 つのページに表示されるように

Bing は、毎日の業務を一変させるような検索機能を提供しており、今年の Build でもすばらしい機能更新が発表されました。Microsoft 365 をお使いのすべてのお客様の Bing 検索結果ページに、包括的な [Work] ページが追加されます。Bing に業務用の資格情報でサインインすると、画像やショッピング、ニュースといったおなじみのページの隣に、このページが表示されます。この新しい検索結果ページでは、ファイル、連絡先、社内 Web サイトなど、仕事に関連した検索結果を確認できます。組織で Microsoft 365 Apps for enterprise をお使いの場合は、業務用の資格情報で Bing にサインインして、今すぐお試しください。詳細については、こちらの新しい Web サイト (英語) でご確認ください。

Microsoft Build 2020 にオンラインでご参加いただき、誠にありがとうございます。今回は、世界中のお客様とつながれる機会となりました。新しい 48 時間オールデジタルのカンファレンスをどうぞお楽しみください。

これからもイノベーションと構築を続け、Web のさらなる可能性に期待していきましょう。

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「おうちで工場見学を楽しもう!! リモート社会科見学」キリンビバレッジ・日本航空の共同開催イベントを技術協力

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日本マイクロソフト株式会社は、キリンビバレッジ株式会社 (以下、キリンビバレッジ) と日本航空株式会社 (以下 JAL) が共同開催する「おうちで工場見学を楽しもう!! リモート社会科見学」を技術協力します。

現在、キリンビバレッジと JAL は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、一般向けの工場見学を中止していますが、「今できること」を考え、自宅にいながらご家族一緒に楽しく学べる「リモート社会科見学」イベントを共同で開催されることになりました。日本マイクロソフトは本イベントの趣旨に賛同し、当社のテクノロジーを最大限活用した、技術協力をさせていただきます。リモート社会科見学は、6 月 27 日 (土) 13 時よりキリンビバレッジ湘南工場、6 月 28 日 (日) 13 時より JAL 羽田整備工場から生中継されます。

本イベントで活用される主なテクノロジーは、「Microsoft Teams ライブイベント」と、最新の Mixed Reality (複合現実) デバイスである「HoloLens 2」です。Microsoft Teams ライブイベントを活用することで、見学を案内している映像を最大 20,000 人に対して同時ライブ配信が可能となります。参加者はご自宅などから、スマートフォンや PC などのデバイスを使って参加できます。また、HoloLens 2 と Microsoft Teams ライブイベントを繋げることで、現地の工場で HoloLens 2 を装着した担当者が見ている映像をお届けし、あたかも現地で工場見学に参加しているかのような体験が可能となります。これらのテクノロジーを活用したリモートでの工場見学は、全国でも初の試みです。

日本マイクロソフトは、これからもテクノロジーを通じて「今できること」を模索し、日本の皆様に、これまでに無い新しい体験を提供してまいります。

本イベントの詳細は、以下 Web サイトを参照ください。
https://kids.gakken.co.jp/factory/online-tour/

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兵庫県教育委員会が、16,000台の Surface Go 2 および全生徒分の Office 365 ライセンスを県立高校向けに展開

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日本マイクロソフト株式会社は、兵庫県教育委員会が、16,000 台の Surface Go 2 および全生徒分のOffice 365 を県立高校向けに展開されることを発表します。自治体におけるSurface Go 2 と Office 365 の組み合わせは、先月発表した東京都渋谷区に続くもので、導入台数としては、最大規模の事例となります。

Surface Go 2 本体 兵庫県教育委員会のロゴ

兵庫県教育委員会は、16,000 台の Surface Go 2 を県立学校の高校生向け学習者用端末として配備し、本年 9 月より利用開始します。

Surface Go 2 は、教育現場で児童生徒が使うことを強く意識して設計された製品です。タッチの精度、ペンの描き心地、筐体サイズやキーボードの打鍵感に至るまで、児童生徒が自分たちの溢れる想像力を直感的に表現できる”文房具”として使っていただけるデバイスとして開発されました。

兵庫県教育委員会は、第3期「ひょうご教育創造プラン」に基づく教育 ICT 環境の実現のため、今回全国の自治体に先駆けて初めて Surface Go 2 を高校生の学習者用端末として導入することを決定しました。また、端末配備と同時に Office 365 等のライセンスを全生徒に付与することで、Surface Go 2 と Office 365 を組み合わせた高度な教育 ICT 環境の整備を目指します。特に、新型コロナウイルス感染症の影響で遠隔学習環境の整備が急務となっている現在の教育現場において、Microsoft Teams とSurface Go 2の活用により、子どもたちの学びを止めない環境が実現可能となります。

日本マイクロソフトは、兵庫県教育委員会が、 Surface Go 2 と Office 365 を最大限活用され、生徒がより高度な教育を受けられるよう、ICT活用を先導する人材養成なども含め、引き続き兵庫県教育委員会と連携していきます。

参考リンク
県立学校におけるICT教育環境の整備について~これまで、これから~ (兵庫県教育委員会)
ひょうご教育創造プラン (兵庫県教育委員会)
教育機関向け Surface Go 2

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新学期へ向けて: これまでの経験を糧にリモート学習環境を整える

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※ 本ブログは、米国時間 6/15 に公開された ”Three months later: What educators have learned from remote learning prepares them for the new school year” の抄訳です。

投稿者: Barbara Holzapfel、教育担当 GM | 投稿日時: 2020 6 15 日午前 6

重要ポイント

  1. リモート学習の実施から数か月がたち、教育関係者たちは、何が効果的だったのか、解決できていない課題は何か、次年度はどのようなことを見込んでいるかを共有しています。
  2. 最新のデータによると、リモート学習ツールの利用は堅調に増加しています。Microsoft Education 製品は、1 億 5,000 万人以上の学生、学校職員、学校責任者、教師の皆様に積極的に利用されており、Microsoft Teams は、その一元的なハブとして学生にリモート学習環境を提供しています。
  3. マイクロソフトは新しい Teams 機能をリリースする予定です。参加者の表示人数を最大 49 人に拡張するほか、カスタム背景の設定、Class Insights、仮想の Breakout Rooms といった機能で、新年度の教師、職員、学生の皆様をサポートします。

この記事の読了時間の目安: 11 分

私がこの記事を執筆している最中も、世界中の多くの学校で授業が行われていて、そのほとんどがオンライン形式になっているでしょう。ここ数か月の間に、教育と学習の風景はすっかり変わってしまいました。多くの教師が新しいツールを授業に取り入れるようになってきています。その多くが初めての試みです。学生は新しい学び方を体験しており、その体験は後々まで影響する重要なものとなるでしょう。こうした変化に伴い、わかってきたことがあります。教える側も学ぶ側も物理的な距離が求められるようになり、教師は、デジタル世界で生徒とつながりながら、生徒の関心やモチベーションを高め、安全を確保する方法を見つけなくてはならなくなりました。そして、それを支援することもこれまで以上に重要になってきています。

今秋以降も、リモート学習やハイブリッド型学習向けのデジタル ツールの使用は続くと思われます。マイクロソフトが Microsoft Education コミュニティのメンバー約 500 人にたずねたところ、次年度について、61% がハイブリッド型学習環境 (リモートと対面の学習の組み合わせ) で開始するとし、87% が教室での授業が再開された後は、以前よりもテクノロジを活用することになると見込んでいました。コミュニティの皆様には、世界中の教師や学校責任者の代表となってもらい、リモート授業を実施する中で学んだことを共有していただきました。

この記事では、教師、保護者、学校責任者の皆様が、今般のリモート学習への移行から何を学んだのか、新年度に向けてどのような準備をしているのかについてまとめました。また、リモート学習やハイブリッド型学習のニーズに対応するためにマイクロソフトが提供する新しいサポートもご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

多くの教育関係者が、従来の授業計画が必ずしもデジタルに置き換えられるわけではなく、学校生活をオンラインのライブ セッションだけで再現することはできないと気付き始めています。コミュニティ メンバーの過半数が、「デジタル環境での学習意欲の維持」と「出席状況の把握」をリモート学習中に直面する課題の上位に挙げています。

新しいリモート学習の形態では、説得力があって興味をそそるインクルーシブなコンテンツを作成するための新しい発想が求められます。さまざまなアクティビティを通して生徒の関心を強く惹き付け、デジタル教室の安全性を維持するために、リモート学習用デジタル ツールの一元的なハブ機能に注目が集まっています。実際、1 5,000 万人以上の学生、職員、学校責任者、教師が Microsoft Education 製品を積極的に利用しており、そのハブとして Teams for Education を使用して、リモート学習を行っています

学生、教職員、学校責任者、保護者の皆様が、今秋に向けてリモート学習やハイブリッド型学習の準備をするにあたり、マイクロソフトは最善の方法でそれをサポートしたいと考えており、Teams の新機能を提供する予定です。その一部を以下にご紹介します。

  • 教師が生徒全員の顔を一度に見渡せるかどうかで、生徒の学習姿勢の向上だけでなく、社会的、感情的な結び付きの確立においても大きな違いが生まれます。そこで、今月からプレビュー版を提供し、今秋に一般提供を開始する予定の機能では、Teams グリッド ビューを 7 x 7 に拡張し、一度に最大 49 人の参加者を 1 つの画面に映し出せるようになります。また今秋には、教師がオンラインの Breakout Rooms を作成して、その中で生徒が小人数のグループに分かれて話し合いや共同作業ができるようになります。
  • 教師はすべての生徒の出席状況と、全員の声が聞こえることを確認する必要があります。そこで、Teams for Education に、クラスでの話し合いの最中に生徒が挙手できる機能が追加されます。教師は出席者レポートClass Insights (生徒が授業にどの程度参加しているかを示すインテリジェントなデータ分析の内訳) を確認できるようになります。これには、課題の提出状況、アクティビティの指標、成績などが含まれ、今秋までには傾向の確認も可能になります。
  • 教師にとって、セキュリティを維持し、教室のエクスペリエンスを制御することは重要です。今夏、Teams に新しい会議オプションが追加されます。生徒は出席予定のないミーティングは開始できないようになり、教師はミーティングに参加できるメンバーを設定したり、ミーティング ロビーを作成したりできます。これにより、割り当てられた生徒のみがミーティングに参加できるようになります。マイクロソフトは、生徒や子供の安全を守る「Family Educational Rights and Privacy Act (FERPA: 家族教育権とプライバシー法)」をはじめ、90 以上の規制や業界標準に対応し、プライバシーとセキュリティについて取り組んでいます。この機能は、その新たな一手です。

デジタルの教室や講義室でのリモート教育は、数か月の間に大きな変革を遂げています。教師の皆様は、校舎やキャンパスが閉鎖されてほどなく、生徒の学習成果を高めるには単なるビデオ会議以上の機能が必要だということに気付いたと言います。現在、オンライン教育は、学校生活を再現しようとする試みから、事前に録画したセッションとリアルタイムのセッション、宿題をサポートする時間、自習用の課題などで構成される、より柔軟なシステムへと進化しています。

「本校の教師のほとんどは、新型コロナ ウイルス感染症の発生以前は、ビデオを作成したことも Teams の使用経験もありませんでした。しかし、数週間のうちに Teams の使用方法を学んで、授業を行っていました。そして、少人数のグループに学習支援をしたり、対話したり、課題を出して採点したり、生徒に個別に連絡したりできるようになったのです」と、米国ワシントン州ベルビュー学区の常任理事である Kelly Aramaki 氏は語っています。「数学教師は、OneNote を使用して、生徒に学習成果を共有させたり、生徒自身の考えをまとめさせたりしながら、それにリアル タイムでフィードバックしています。授業の最後には、おさらいとして Forms のテスト機能を使って生徒の理解度をチェックしています」

学校は、授業を行い、宿題、課題、テストを課すだけのところではありません。廊下や学食で生まれるコミュニケーションにより、社会性や情緒を育むことができます。これは学校や職場、それ以外の場で成功を収めるのに必要な自己認識、自制、対人のスキルを身に付けるための重要なプロセスです。

学校は創造力を高める場でもあります。小学校の教室は、壁一面が図画工作の作品を飾るスペースとなっています。学芸会や合唱大会などでは、子供たちは発表することで、自分の才能に気付いたり、学ぶことや表現することの喜びを味わったりできます。あいにく、今の環境ではこうした瞬間を直接肌で感じることはできませんが、Flipgrid のようなツールを使えば、生徒は自分自身を表現し、自らの声と創造力を生き生きと伝えることができます。Flipgrid はビデオを介して教師と生徒をつなぐ無料のソーシャル ラーニング アプリで、3 月以降は平均して、1 日に 180 以上の国で 25,000 人以上の教育関係者が登録を行っています

さらに、生徒がリモート学習に意欲的に参加できるようにと、教師はゲーム学習にも力を入れており、生徒の集中力を維持し、連帯感を生み出し、創造力を発揮できるようにしています。ニューヨーク市教育局は、今月、K-12 (幼稚園から高校卒業までに相当) の学校に在籍するすべての生徒を対象に、Minecraft Education Edition を使った課題に取り組むプログラムを学区全域で開始しました。これは Minecraft で近隣やコミュニティの公共スペースをデザインし、Flipgrid の仮想ツアーを通じて共有するというものです。

生徒の創造力をかきたてる Flipgrid と Minecraft: Education Edition の機能、そして教師が安全な学習環境を確保できるよう支援することを目的とした Teams の新機能によって、今秋に実施される学習形態がどのようなものであっても、教師の皆様がしっかりと準備できていると思えるようになることを願っています。

保護者たちは、自身も新しい教育チームの一員であると認識するようになっています。子供が計画を立て新しいシステムを使いこなせるよう導き、授業にきちんと出席できるようにして、気の散る要素を最小限に抑えるということを自分の仕事と両立させながらやっています。

子供がいる家庭では、親たちが自分自身の日々の責務や仕事に加え、リモート学習へと移行する子供を保護者としてサポートしなければならないことに気付かされています。たった数か月前にはだれも予想できなかったことです。

学習速度や学習スタイルは子供によって異なりますが、このことが、リモート学習で特に困難を引き起こす場合があります。そこでマイクロソフトは、さまざまな読解レベルにある子供や、失読症や書字障碍で読み書きが困難な子供を保護者がサポートできるように、イマーシブ リーダーなどの学習ツールを Microsoft Word、Microsoft Edge、Teams、OneNote、Flipgrid、Minecraft: Education Edition などの学習エクスペリエンスに組み込みました。現在、イマーシブ リーダーは毎月 2,300 万人以上の失読症や学習障碍を持つユーザーに活用されています。最近では、イマーシブ リーダーが Microsoft Edge ブラウザーに組み込まれました。これにより、子供はインターネットを閲覧するスタイルを選択できるようになり、保護者は子供の気の散る要素を取り除くことができます。

この新しい環境では、家庭の中の仕事、生活、学習のスペースが重なっています。多くの学生にとって、ビデオ通話で授業に参加している間、その空間のプライバシーを保てることは重要です。Teams では、学生と教師が新しいカスタム背景オプションを利用できるようになりました。現在、背景のぼかしと事前に選択した背景画像以外に、カスタマイズした独自の画像を設定することもできます。これにより、学習空間をパーソナライズできます。

この先、教育チームの一員として保護者が果たす役割は、さらに重要性を増していくでしょう。クラスの OneNote ドキュメントや Teams for Education の毎週のダイジェスト メールにアクセスしなければならない場合もあると思います。そのためマイクロソフトは、保護者が子供の仮想教室にもっと柔軟にアクセスできるようにすることで、皆様が新しい教育アプローチに対応できるよう支援してまいります。

学校責任者にとって、リモート学習へと移行するうえでの大きな課題の 1 つは、職員の体制を整え、教師が自信を持ってリモート授業に臨めるようにすることでした。

COVID-19 の世界的流行を受け、アラブ首長国連邦 (UAE) のような国全体や、フロリダ州ブロワード群のような米国の群全体が、数週間のうちにリモート学習へと移行するのを目の当たりにしてきました。たとえば、UAE は 14 日間で 65 万人に上るすべての学生を Teams に移行しましたが、これは初となる取り組みでした。271,517 人の生徒を抱えるブロワード群も同様に、Teams への移行を 2 週間以内で達成しました。

この迅速な移行作業には、保護者、教師、学生の協力が必要です。マイアミ デイド郡公立学校区のイノベーションおよび学校選択の監督補佐を務める Sylvia J. Diaz 博士のようなリーダーは、教室内外でのテクノロジの使用に関して経験や快適さのレベルが異なる職員にソリューションを提供し、トレーニングを実施する仕事を担っています。

「この国の非常に多くの教師がテクノロジについて学ぶようになりましたが、従来の教室での授業から、リモートでの指導に切り替えるのは容易ではありません。教師と生徒のためのコンテンツ、ツール、サポートが必要です」と Diaz 博士は言います。「多くのコミュニケーションが必要であり、生徒と家族の新しいコミュニケーション手段も必要です。そして、必要なものがすべて揃っていても、それらを連携させて有意義な指導としっかりとした学習機会を提供できるようにするのは簡単ではありません」

学校責任者は、オンラインへの移行とはリモートで指導するようになることだけではないとも語っています。オンラインへの移行は、各部署がスムーズに運用され、生徒と教職員のニーズの変化に合わせて進化するようなソリューションを実装することなのです。

英国のダラム大学の副総長兼寮長である Stuart Corbridge 氏は、次のように話しています。「ダラム大学の同僚たちが、講義のオンライン化、在宅での仕事、リモートでの重要な意思決定という課題に果敢に取り組んできたことを非常に誇らしく思っています。大学全体に Microsoft Teams を導入することで、このような大規模な変革を実現できました。やはり Teams がなければ、わずか数週間でこれほどの進歩を遂げることはなかったでしょう」

これまで見てきたどの事例もすばらしい成果を上げていますが、管理者や責任者は、経験のないことを手探りで進めていることを理解しており、すべての生徒が参加できる環境を整えるには、まだすべきことがあると考えています。先月マイクロソフトは、オンラインで「Education Transformation Summit」を開催しました。世界各国の教育機関のリーダー 200 名が集い、公平性、社会における教育の役割、未来の教育モデルについて議論しました。

参加した多くの方から、すべての人にとってアクセシブルな教育を実現することが重要な優先課題であるべきだという指摘がありました。アクセシビリティは常にマイクロソフトのアプローチの中核であり、これには Microsoft Translator for Education のような新機能も含まれます。この機能を使えば、教師は生徒やその家族と彼らの母国語でやり取りしたり、テキストや音声を介して読み書きをサポートしたりすることができます。

このサミットでは、官民連携が教育機関の今後の成功に不可欠であることについても言及されていました。マイクロソフトは、ユネスコやユニセフをはじめとする数多くのグローバルな非政府組織や非営利団体と連携し、技術的な専門知識を活用して、高いニーズを抱える世界中のコミュニティをサポート (英語) しています。

対応力のあるハイブリッド型の教育モデルは、質の高い教育システムの一翼を担っています。サミットの終盤には、これをサポートするテクノロジの重要性についても声が上がっていました。今の教師と学校責任者は、職員、生徒、保護者とつながり、コラボレーションするのに役立つ安全なデジタル ツールをこれまで以上に必要としています。Teams の新機能、そして Teams と最も広く使用されている学習管理システムの相互運用性は、マイクロソフトが教育機関の責任者と協力して現場のニーズを満たすために取り組んでいることの一部です。Teams for Education には現在、Kahoot!PreziGO1NearpodPiazzaGaggleMoodle などとの統合機能が含まれています。今後も引き続き、パートナーとの統合機能を増やしていくことで、学校で Teams がもっと簡単に活用されるようにしたいと考えています。

教育エクスペリエンスは、ベスト プラクティスの共有と継続的な対話を通じて向上させることができます。今日では、教師、管理者、学校責任者がリモート学習のコミュニティに集い、自らの体験やヒントを共有したり、質問したりしています。

コミュニティでは、世界中の教育関係者 6,000 人以上が専門能力開発リソースやコーチングを提供しており、メンバーはそれぞれの所属機関の管理者や地域から得た情報を補完するために活用しています。また、教師と保護者を新しいリソースとワークショップでサポートするために、Microsoft Store Learning Experts が利用可能になりました。

学校は急速なペースで進化を続けており、今後も学ぶべきことは増えていくと予想されます。次年度にどんなことが起こっても、学校の管理者や責任者が対応できるように、マイクロソフトは、会話や情報交換、サポートの場を提供したいと考えています。

今後、教育と学習は長期的に変化していくでしょう。

この数か月を振り返ると、教師、職員、学校責任者、保護者は生徒・子供とつながり、サポートしようと奮闘してきました。私たちの社会において教育が不可欠な役割を果たしていることは否定のしようがありません。生徒と教師のつながりは、質の高い教育の根幹であり、物理的な環境にかかわらず、そのつながりとかかわり合いは継続する必要があります。時間や空間にとらわれない、流動的で生徒中心の学習という可能性を秘めた新しい教育の枠組みがここにあります。

マイクロソフトは、リモート学習に移行し、今後の計画を立てている教師と保護者の皆様から大いに刺激を受けています。皆様をヒーローとして称えると共に、その功績から学び、皆様のニーズに合うテクノロジを開発することに力を注いでまいります。私たちにどのようなお手伝いができるかについては、リモート学習のページ (英語) をご確認ください。

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Microsoft Teams Rooms 5月のアップデート

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※ 本ブログは、米国時間 5/21 に公開された “Microsoft Teams Rooms May update” の抄訳です。

COVID-19 の影響により、働き方が劇的に変化し、企業での在宅勤務が浸透しました。現在、物理的に大人数が会議室に集まることは少なくなりましたが、この状況下でも社会生活を維持するのに必要な企業、業種の従業員の皆様は、今も会議室を必要としています。また、マイクロソフトでは今後、企業活動が再開されるようになると、Microsoft Teams Rooms が重要な役割を果たすと考えています。このブログ記事では、最新版の Microsoft Teams Rooms バージョン 4.4.41.0 についてお伝えします。このバージョンは Windows ストアで提供が開始されており、数週間以内にすべての Microsoft Teams Rooms でご利用いただけるようになります。

このバージョンの機能は以下のとおりです。

先進認証のサポート

Microsoft Teams Roomの管理者は、Microsoft Teams Rooms を構成し、Microsoft Exchange、Microsoft Teams、Microsoft Skype for Business の各サービスにモダン認証を使用して接続できるようになりました。Microsoft Teams Rooms では、暗号化されたチャネル (TLS 1.2 など) で既に通信が行われていますが、この認証では Azure Active Directory で提供されるトークンを使用するため、ネットワーク経由でパスワードを送信する必要性がなくなります。攻撃を受ける可能性のある範囲を狭めるため、今後 Microsoft Exchange Online では、基本認証を無効化する予定です。詳しくはブログ記事「セキュリティ強化へのご協力のお願い (英語)」をお読みください。Microsoft Teams Rooms でモダン認証がサポートされると、Exchange Online に接続するデバイスのビジネス継続性確保に役立ちます。

COVID-19 の影響を考慮し、既存のオンプレミスのお客様がハイブリッドモダン認証を計画、実装する時間を持てるよう、モダン認証は手動で有効化するようになっています。先進認証をセットアップして使用する方法の詳細については、「Microsoft Teams Rooms での認証」のガイドをご参照ください。

アプリケーションのスプラッシュ スクリーン

Microsoft Teams Rooms デバイスの起動エクスペリエンスが改良され、アイドル状態からスリープ解除された場合や、デバイスが再起動された場合のアプリケーションのスプラッシュ スクリーンが新しくなりました。これにより、エンド ユーザー向けに表示されるデバイス読み込み中のグラフィックがより分かりやすくなります。

コンテンツの表示を会議室正面のディスプレイ 1 面のみか 2 面両方にするか選択可能に

会議室正面にデュアル ディスプレイが設置されている場合、HDMI ケーブルで接続されたディスプレイ 1 面のみに会議のコンテンツを表示し、もう 1 面には会議と関係のないコンテンツを表示できるようになりました。会議室の管理者が XML 構成ファイルを作成して設定できます。XML 構成ファイルの詳細については、ドキュメント「Microsoft Teams Rooms のコンソール設定を XML 構成ファイルでリモート管理する」をご参照ください。

Microsoft Teams で動的緊急通報をサポート

Microsoft Teams Rooms で動的緊急通報がサポートされるようになり、Microsoft Teams 管理者が設定した緊急ポリシーに応じて最新の通話機能を使用できるようになりました。緊急通報中は、Microsoft Teams Rooms に関連付けられている電話番号と位置情報がコンソールと会議室正面のディスプレイの両方に表示されます。Microsoft Teams 管理者が構成した緊急ポリシーを使用すると、緊急通報を特定の緊急電話番号にルーティングできます。緊急通報の詳細については、「緊急通報を管理する」をご参照ください。

デバイス設定からオープン ソース ソフトウェア (OSS) の通知を表示

会議室の管理者は、Microsoft Teams Rooms のコンソールから Microsoft Teams のサードパーティ製ソフトウェアに関する通知に簡単にアクセスできるようになりました。この通知は、[About] タブの [Settings] でご確認いただけます。Microsoft Teams のデスクトップ アプリケーションからも表示できます。

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Microsoft Edge にサーフィン ゲームが新登場

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※ 本ブログは、米国時間 5/26 に公開された ”Introducing the new surf game in Microsoft Edge” の抄訳です。

Microsoft Edge ビルド 83.0.478.37 から、サーフィン ゲームをプレイできるようになりました。edge://surf と入力いただくか、オフラインでもアクセスできます。このゲームは 2 月下旬から Insider Program にご参加の皆様に公開されていましたが、このたび Stable チャネルの最新版にも実装されました。ぜひこちらから最新の Microsoft Edge をダウンロードいただき、サーフィンをお楽しみください。

このサーフィン ゲームは、昔の Windows ゲームの SkiFree から着想を得ており、プレイヤーは島やサーファー仲間などの障害物を避けながら水上を進みます。クラーケンにも注意しないといけません。ハートを集めるとライフが増え、一時的に大きくスピード アップします。ゲームには、無限に広がる海をどれだけ長く進めるか、一定コースをどれだけ速くゴールできるか、ジグザグに配置されたゲートを連続で何個通過できるかという 3 つのモードがあり、さまざまな方法で楽しむことができます。

ゲームをプレイするには、アドレス バーに edge://surf と入力してアクセスするだけです。インターネットに接続できない場合でも、Microsoft Edge のリンクからすぐにアクセスでき、手軽に遊ぶことができます。

このサーフィン ゲームの初期バージョンは、隠し機能 (イースター エッグ) の 1 つとして 11 月に初めて配信されました。Insider Program にご参加の皆様は、Microsoft Ignite 2019 の前に出された一連の秘密のヒントと問題 (英語) をコレクション機能を使用して解くと、隠されていたこのゲームにたどりつきました。ゲームをクリアした方は、世界に先駆けて正式公開の 2 日前に Microsoft Edge の新しいアイコン を目にすることができました。

イースター エッグとしての提供が終了した後、Insider Program にご参加の皆様から最も多く寄せられたご要望は、このサーフィン ゲームを Microsoft Edge で「オフライン ゲーム」として恒常的にプレイできるようにしてほしいということでした。これを受けて開発チームでは、ハイ コントラストやスクリーン リーダー、さらには Xbox Adaptive Controller でのアクセシビリティのサポートなど、改良や新機能の追加を数か月かけて行い、ゲームの完成度をさらに高めました。ゲームの内容を簡単にご説明します。

Let’s surf: エンドレス モード

障害物やクラーケンを避けながら、できるだけ遠くまで進みます。ゲーム モードは設定メニューで切り替えられます。

タイム トライアル モード

コースのゴールにできるだけ速くたどりつきましょう。コインを集めるとタイムを短縮できます。コースは 1 つだけです。最速ルートを見つけてください。ゲーム モードは設定メニューで切り替えられます。

ジグザグ モード

できるだけ多くのゲートを連続して通過してください。ゲートを逃すと通過回数がリセットされますが、ライフが 0 になるまでゲームを続けられます。ゲーム モードは設定メニューで切り替えられます。

キーボード、マウス、タッチ操作、ゲーム パッドでプレイ可能

キーボード、マウス、タッチ操作、ゲーム パッドでのプレイがサポートされています。対応ゲーム パッドには、Xbox、PlayStation、Switch Pro、Xbox Adaptive Controller などがあります。臨場感を高めるため、ゲーム パッドの触覚フィードバック (振動) にも対応しています。各入力機器での操作方法については、ゲームの設定メニューからご確認ください。

ユーザーのハイ スコア

ゲーム モードごとにハイ スコアが記録され、新記録が出るとユーザーに通知されます。設定メニューからスコアをリセットすることもできます。

高視認性モード

設定メニューで高視認性モードをオンにすると、オブジェクトが四角で囲まれて表示されるため、水中の障害物を見つけやすく、避けやすくなります。

低速モード

ゆったりとしたペースがお好みの方やサーファーをすばやく動かすのが難しい方向けに、新たに低速モードが導入されました。設定メニューでこのモードをオンにすると、ゲームの速度を遅くすることができます。

その他

最終版の edge://surf では、ユーザーの皆様からお寄せいただいたイースター エッグ版のフィードバックを直接反映し、ユーザー エクスペリエンスの向上、敵ロジックの強化など多岐にわたるゲームの改良とバグの修正を行いました。さらに、皆様に気づいていただきたい秘密の変更点もいくつかございます。

ゲームの改良にご協力いただいたコミュニティの皆様に感謝申し上げます。ぜひこのサーフィン ゲームをお楽しみください。

William Devereux (Microsoft Edge 担当シニア プログラム マネージャー)

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Microsoft Teams の新機能 | Build 2020

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※ 本ブログは、米国時間 5/19 に公開された “What’s New in Microsoft Teams | Build Edition 2020” の抄訳です。

Microsoft Teams は驚異的な成長 (英語) を遂げ、ますます多くの方々にご利用いただいています。本日の Build では、Microsoft Teams の新機能を多数発表しました。開発者の皆様に、ワークフローを作成、利用、変換するためのリッチなキャンバスを継続的に提供するべく取り組んできた結果、Teams がアプリ開発のすべての工程に対応できるようになりました。それでは、Teams の新機能について早速ご紹介しましょう。

アプリの作成と公開を簡単に

Teams 用の Visual Studio および Visual Studio Code 拡張機能
新しい Teams 用の Visual Studio および Visual Studio Code 拡張機能により、開発者は強力な機能と使いやすさを兼ね備えたこれらのツールを利用して、プロジェクトのスキャフォールディングの生成、機能の構成、アプリ パッケージ マニフェストの作成とホスティングのセットアップ、アプリ パッケージ マニフェストの検証をすばやく行い、(自分、組織のアプリ カタログ、Teams アプリ ストアへの) アプリの公開プロセスを開始できます。Visual Studio Code 拡張機能は現在、パブリック プレビュー版 (英語) が公開されています。Visual Studio 拡張機能は近日中に公開予定です。

Power Virtual Agents を利用して Teams からボットをローコードで作成
Power Platform (英語) の最新コンポーネントである Power Virtual Agents は、ローコード チャットボット プラットフォームです。Power Virtual Agents との連携により、今後数か月のうちに多数の新機能のロールアウトが予定されています。これらの機能により、Teams からローコード チャットボットを簡単に作成、管理できるほか、エンド ユーザーが Teams で Power Virtual Agents ボットを手軽に使用できるようになります。以下、新機能についてご紹介します。

  • ボット テンプレート: GitHub で FAQ ボット テンプレート (英語) が公開されます。
  • シングル サインオン: ユーザーが Teams で Power Virtual Agents ボットを使用する場合に、再度サインインしなくても済むようになります。

Power Apps Power Virtual Agents から Teams への追加が容易に
Power Apps や Power Virtual Agents から Teams にカスタム ソリューションを追加するプロセスが効率化されました。近日中に、Power Apps の [Add to Teams] ボタンをクリックするだけで、アプリを Teams アプリ ストアにプッシュできるようになります。同様に、Power Virtual Agents からローコード ボットを追加するプロセスも簡素化されるため、開発者はボットの展開ではなく作成に時間をかけることができます。

Power Automate Teams によるワークフロー自動化の強化
新たに Teams 専用の Power Automate トリガーとアクションが複数追加され、カスタム メッセージの拡張機能の利用、@メンションの自動化、ボット エクスペリエンスのカスタマイズなどが可能になります。また、Teams 向けの新しいビジネス プロセス シナリオ テンプレートがロールアウトされ、関連するワークフロー自動化の作成プロセスがさらに簡単になります。これらのテンプレートは、フローの新規作成時に [Create from template] オプションを選択した場合に表示されます。

シフト アプリと Power Automate を利用した新しいアクション
Power Automate の新しいアクションを使用すると、シフト アプリから情報を取得して、他のアプリでカスタム ワークフローを作成したり、一括操作を実行したりできます。たとえば、シフト アプリから申請やスケジュールの詳細などの情報を収集し、その情報を他のアプリのワークフローで使用できます。詳細については、こちらのページ (英語) をご覧ください。

Power BI Teams の共有機能の強化
データに基づいて会話を進められるように、Teams での Power BI レポートの共有がさらに簡単になりました。共有するレポートを選択して、Power BI の新しい [Share to Teams] ボタンをクリックすると、送信先のユーザーまたはチャネルを選択する画面が表示され、その会話にレポートが自動的に投稿されます。

また、Power BI レポート内のグラフを個別にコピーできるようになったほか、そのグラフを Teams の会話に貼り付けると、グラフのリッチなサムネイル プレビューに加えて、アダプティブ カードが表示され、ユーザーがそのグラフに対してアクションを実行することができます。

アプリのアクティビティ フィード通知
近日中に、Microsoft Graph API を利用した新しいアクティビティ フィード通知のベータ版が公開されます。これにより、さまざまなデバイスを利用しているユーザーに新しい簡単な方法でアプリ通知を送信できるようになります。通知の構造から、ユーザーが通知をクリックした場合に表示される内容まで、あらゆる通知エクスペリエンスをカスタマイズ、制御する機能を利用できます。

詳細なアクセス許可の設定
Teams Graph API で 24 種類の詳細なアクセス許可の一般提供が開始され、開発者がさらに柔軟かつきめ細かい制御を行えるようになりました。詳細なアクセス許可により、アプリのチーム データへのアクセス許可と範囲を制限することができます。

アプリでのモバイル デバイス機能の利用
近日中に、モバイル デバイスのネイティブ機能 (カメラ、位置情報、マイクなど) をアプリに接続できるようになります。これにより、開発者は Teams のユーザー エクスペリエンスを拡張して特定のニーズに対応できます。

新しい Microsoft Graph API による新規アプリ メッセージ通知のサブスクリプション
Microsoft Graph API を使用して、メッセージ、返信、リアクションの作成/編集/削除など、各種イベント タイプのサブスクリプションを作成したり、すべてまたは特定のチャネルやチャット スレッドを対象にしたりする開発者向けの機能が提供されました。これにより、新しいコンテンツが追加された場合にアプリを更新できます。これらの機能は、データ損失防止 (DLP) およびセーフティ アプリを開発する場合に便利です。サブスクリプション API の詳細については、こちらのページをご覧ください。この API は現在ベータ版で提供されています。

 Teams Graph API v1.0
近日中に、Microsoft Graph v1.0 エンドポイントに複数の新しい Teams Graph API が追加されます。これにより、チャネルのメッセージの送信や返信 (添付ファイルを含む)、タイトルが「一般」ではない一般チャネルの検索、チャネル名と異なる名前の SharePoint フォルダーの検索などの機能を利用できるようになります。

これらの API は、他の Teams および Cloud Communications API と共に、新しい Connected Contact Center および Compliance Recording ISV パートナー認定プログラムで利用されます。各統合の詳細と、各ソリューション分野でお客様を支援している現在のパートナーの一覧については、Contact Center 統合および Compliance Recording 統合のページをご覧ください。

シフト アプリ用の Graph API
API を使用すると、開発者はシフト エクスペリエンスを柔軟にカスタマイズ、拡張して、自社のカスタムの従業員管理システム (小企業向け) など、外部の従業員管理システムと統合できます。従業員管理システムと Teams を統合することで、バックエンドのロジックを活用できると同時に、Teams をユーザーにとって使いやすいフロントエンド エクスペリエンスにすることができます。詳細については、こちらのページ (英語) をご覧ください。この API は現在一般提供中です。

App Studio の更新 (v 1.4.0)
App Studio の今回の更新 (v 1.4.0) では、アプリ マニフェスト スキーマ 1.6 のサポート、高度な機能を簡単にサポートできるアプリ詳細の [Advanced] セクション、基本的なスキーマ検証以上のテストを実行できるアプリ パッケージ検証ツール、Bot Framework 接続におけるエラー処理の改善と Bot Framework Web ポータルで同じアクションを実行する方法のユーザー向けガイダンスといった機能強化が新たに追加されました。このバージョンは現在一般提供中です。

IT 管理者によるアプリ管理機能を強化

アプリ管理プロセスの合理化
管理プロセスの合理化により、Teams 管理センターから直接カスタム アプリのレビュー、承認、公開を行うことができるようになりました。

サードパーティ サブスクリプションの新しい購入エクスペリエンス
サードパーティ サブスクリプションの新しい購入エクスペリエンスでは、サードパーティの Teams アプリに関連付けられたサブスクリプションを表示、購入できます。Teams 管理センターから直接、IT 管理者がライセンスを購入し、後ほど対象となる従業員に対してアプリをピン留めできます。

Teams 管理センターのビューでアプリ カタログとサブスクリプションの購入ステータスを確認

Teams 管理センターのアプリ購入ビュー

Graph API のアクセス許可の承認
チームに保存した情報の読み取りやユーザーの代理でのメールの送信など、アプリが要求するアクセス許可について、IT 管理者がテナント全体に代わって Graph API のアクセス許可を承認できるようになります。また、詳細なアクセス許可や、リソース固有の承認によって特定のチームにアプリをインストールする機能が追加されます。

Teams アプリの検索エクスペリエンスを強化する新しいコントロール
新しいコントロールを使用すると、オーバーフロー メニューで個々のユーザー用に Teams アプリをインストールして、Teams アプリの検索エクスペリエンスをカスタマイズ、強化できます。また、Teams で作成したテンプレートにインストールするアプリと事前定義されたチャネル構造を含めて、エンド ユーザーに関連するアプリを表示させることもできます。

エンド ユーザー エクスペリエンスを向上

アプリのポップアウト
今年後半には、個人用アプリを「ポップアウト」する機能が追加されます。別のウィンドウを開いてアプリを表示できるため、作業を進めながら、チーム チャットに簡単にアクセスしてコラボレーションを続けることができます。ポップアウト オプションを表示するには、アプリを右クリックします。

Teams のテンプレート
チームを新規作成する場合に、一般的なチーム タイプ用の各種テンプレートを使用して、これまで以上に迅速に作成できるようになりました。イベント管理、危機対応、病棟、銀行の支店などのテンプレートを選択できます。Teams を最大限に活用できるように、各テンプレートには、チャネル、アプリ、利用およびカスタマイズ方法を示したガイダンスがあらかじめ定義されています。また、IT 担当者が組織の新しいカスタム テンプレートを作成することで、チーム構造を標準化し、関連するアプリを表示させて、ベスト プラクティスを広範なユーザーに拡張できます。Teams のテンプレートは、数か月以内にロールアウトされ、自動的に表示されるようになります。詳細については、こちらのブログ記事 (英語) をご覧ください。

Teams での Microsoft Lists の利用
Teams に Microsoft Lists が追加されます。Microsoft Lists アプリを使用すると、情報を追跡して作業を整理できます。リストはシンプルかつスマートで、柔軟にカスタマイズできるため、チームにとって最も重要な情報を常に把握できます。カスタマイズ可能なビューやスマートなルールとアラートを使用して、問題、アセット、定型業務、連絡先、在庫などを追跡すれば、メンバー全員で最新情報を共有できます。また、あらかじめ用意されているテンプレートを使用すると、オンラインや新しいモバイル アプリ、または Microsoft Teams から直接新しいリストをすぐに作成できます。詳細については、新しい Microsoft Lists リソース センター (英語) にアクセスするか、Microsoft Lists の製品デモ動画 (英語) をご覧ください。

Teams で直接新しいリストを作成するか、Microsoft 365 で既に作成したリストを取り込む

リストの作成、共有、追跡は、すべて Microsoft Teams から行える

Microsoft Teams のコンテキスト検索
Microsoft Teams のコンテキスト検索を使用して、情報をすばやく検索できます。Ctrl + F キーを押して、特定のチャネルまたはチャットに含まれるコンテンツを検索できます。検索結果には、選択したチャットまたはチャネル内のメッセージやファイルのみが表示されます。この機能は近日中に追加されます。

Azure Active Directory シングル サインオン (SSO)
近日中に、サポート対象のデスクトップおよびモバイル版 Teams アプリで Azure Active Directory シングル サインオン (SSO) を利用できるようになります。エンド ユーザーは、Teams へのサインイン後に、シングル サインオンと統合されたアプリで再度サインインする必要がなくなります。また、開発者にとっては、単一の API 呼び出しによって認証プロセスを簡素化できるというメリットがあります。近日中にタブでの一般提供を開始し、今年後半にはボットでも対応する予定です。

Azure Active Directory 条件付きアクセス
近日中に、IT 管理者が信頼済みデバイスの使用を求める条件付きアクセス ポリシーを設定している場合でも、エンド ユーザーがアプリやタブを実行できるようになります。Windows の Azure AD を使用している Web サイト タブでは、サインインが自動的に行われ、デバイス固有の条件付きアクセス ポリシーがサポートされます。

リソース固有の承認
チーム所有者が特定のチーム用にアプリをインストールして、アプリの範囲とデータへのアクセス許可をそのチームのみに制限することができます。これにより、グローバル IT 管理者がアクセス許可をプロビジョニングしなくても、チーム所有者が意思決定を行うことができます。この機能は近日中にプレビューが開始されます。

Teams 向けのアダプティブ カードの強化
デスクトップおよびモバイル版 Teams でアダプティブ カード 1.2 を使用して、よりリッチでカスタマイズ可能なエクスペリエンスを開発できます。カード内での @メンションのサポートなど、多数のご要望が寄せられていた機能に対応しました。これにより、関連するカードにユーザーの注意を向けることができ、アプリの通知機能とエンゲージメント機能が強化されます。RichTextBlock を使用して、カードのルック アンド フィールを柔軟にデザインできます。これらの機能は一般提供中で、今すぐ利用を開始できます。

アダプティブ カードでの着信 Webhook のサポートも、多数のご要望が寄せられていた Teams の機能です。Bot Framework カード (ヒーロー、プロファイル、リストなど) のサポートを含むアダプティブ カードの完全サポートは、近日中にプレビューが開始される予定です。

アダプティブ カードでの @メンション

RichTextBlock とアダプティブ カードの柔軟なデザイン

RichTextBlock とアダプティブ カードの柔軟なデザイン

モバイル版のメッセージ アクション
近日中に、モバイル版でメッセージ アクションのサポートのプレビューが開始される予定です。メッセージ アクションはメッセージから直接トリガー可能で、チャットまたはチャネルでのディスカッション後にタスクや作業項目を作成するといったシナリオを実現するために使用できます。

Teams を使用して外部ユーザーとつながる

Teams Bookings アプリでオンライン面会を設定
HIPAA コンプライアンスに対応し、HITRUST 認定を取得している Teams では、新たに統合された Bookings アプリを利用して、B2C のオンライン面会のスケジューリング、管理、実施を行うことができます。単一のスケジューリング エクスペリエンスで複数の部門や従業員を管理し、患者の訪問診療、応募者の採用面接、小売店のカスタマー サービスの予約、学生からの相談など、外部の参加者とのあらゆるオンライン面会の日時を簡単に決定できます。また、Microsoft Graph API を使用すると、独自のワークフローや医療業界の電子医療記録システムなどの既存のアプリケーションに、スケジュール用リンクや会議参加用リンクを組み込むことができます。

NDI for Teams Skype TX との相互運用性

Teams のオンライン ステージからイベントやスタジオ仕様のコンテンツを配信できます。Microsoft Teams では、新たにネットワーク デバイス インターフェイス (NDI) がサポートされ、Skype TX との相互運用性が実現します。これにより、カスタムの大規模な公開/非公開の配信映像を制作するための高度なオプションを利用できるようになります。近日中には、NDI for Microsoft Teams を使用して、各参加者のビデオを個別のビデオ ソースに変換し、任意の制作ツール (OBS、Wirecast、XSplit、Streamlabs など) で利用できるようになります。これにより、Teams 会議をオンライン ステージへと変えることができます。この機能を使用すると、プロ仕様の配信映像のホスティングなど、新たな方法で Teams 会議を使用できます。

また、Teams は新たに Skype TX デバイスとの相互運用にも対応します。Skype TX は今日、1 対 1 のインタビュー形式の通話接続やニュース配信の制作によく使用されており、発信者のキュー処理や接続品質管理といった高度な機能を利用できます。

NDI for Teams を使用して配信映像をカスタマイズ

Microsoft Mechanics の動画「Microsoft Teams updates | May 2020 and beyond (英語)」では、今回ご紹介した新機能の多くのデモをご覧いただけます。

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Microsoft Teams の新機能 | 2020 年 5 月

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※ 本ブログは、米国時間 5/29 に公開された ”What’s New in Microsoft Teams | May 2020” の抄訳です。

今回は、会議、通話、デバイス、チャット、コラボレーション、プラットフォームに関する新機能や、特定の業界向けの新機能をご紹介します。見逃せない最新情報が盛りだくさんなので、ぜひ最後までお読みください。Microsoft Build の最新情報についてご興味のある方は、こちらのブログ記事をチェックしてください。

会議、通話、デバイスに関する新機能

会議参加時の起動エクスペリエンスの改善

リンクから Teams 会議を起動する際に、会議への参加方法のオプションがわかりやすく表示されるようになります。Web で参加するか、Teams クライアントをダウンロードするか、既存の Teams クライアントで参加するかを選択できます。今後数週間かけて段階的にロールアウトされますが、それまでは、暫定的に以下の画面もしくは従来のエクスペリエンスが表示されます。

Teams 会議中に会議オプションに簡単にアクセス

会議の開催者が、会議の開始後に発表者やロビーの設定をすばやく簡単に変更できるよう、参加者ウィンドウにリンクが表示されるようになります。この新機能は、予定していた会議と「今すぐ会議」の両方で利用可能です。

Teams 会議の参加者レポートのダウンロード

会議の開催者 (特に教職員の場合) は、Teams 会議に参加したユーザーを把握する必要があることが多いため、参加時間と退出時間が記録された参加者レポートを参加者一覧の画面からダウンロードできるようにしました。この機能により、開催者は会議中にどのユーザーが参加したかをレポートで確認できます。この機能は、会議がアクティブになっている間に会議内でのみ利用でき、デスクトップ クライアント (Windows、Mac)と Web アプリで提供されます。

会議の「発表者」の既定の選択をテナント全体に設定

テナント管理者は、会議ポリシーを更新して、新規の Teams 会議で発表できるユーザーを指定する際に、既定の選択項目 (全員、組織内のユーザー、特定のユーザー、自分のみ) を設定できるようになりました。既定では「全員」となっており、会議オプションの設定で開催者が別の選択項目を指定しない限り、そのままです。まず PowerShell コマンドレットでこのポリシーを設定できるようになり、その後間もなく管理ポータルでも設定できるようになります。

ユーザー レベルで背景効果ポリシーを設定

テナント管理者は近日中に、ユーザー レベルのポリシーを割り当てて、Teams 会議でユーザーが使用できる背景効果を制御できるようになります。オプションには、「フィルターなし」「背景のぼかしのみ」「背景のぼかしと既定で提供されている画像」「すべて」があり、ユーザーが独自のカスタム画像をアップロードして使用できるオプションもあります。

チャットからの画面共有に関するポリシー制御を改善

チャットからの画面共有では、1 対 1 のチャット中またはグループ チャット中にすぐに画面共有を開始できます。これを許可するかどうかは AllowPrivateCalling ポリシーで管理されており、このポリシーが無効になっていると、ユーザーはチャットから画面共有を行うことはできませんでした。今後、チャットからの画面共有を許可するオプションは、ScreenSharingMode ポリシーで管理されます。また、チャットからの画面共有に「音声を追加」する (画面共有中に話せるようになる) 機能が、ユーザーの AllowPrivateCalling 設定で管理されるようになります。つまり、AllowPrivateCalling が無効となっているユーザーは、チャットからの画面共有中に音声通話を開始できないということです。

Teams と Skype の相互運用性

Teams と Skype の相互運用性により、コミュニケーション アプリとしてコンシューマー向け Skype を利用している多くのパートナー、顧客、サプライヤーとやり取りできるようになります。どちらのプラットフォームでも、メール検索でユーザーを見つけて、チャットや音声/ビデオ通話ができるようになります。サポートされるクライアントは、デスクトップ、Web、モバイル (iOS、Android) です。管理者は、ユーザーのこの機能へのアクセス権を Teams 管理センターから制御できます。

逆引き番号検索 (RNL) の機能強化

これまでは、電話がかかってきたときに発信者名が表示されないことがありました。そこで、2019 年 10 月に発信者を識別しやすくするための機能をリリースしました。今回の RNL の機能強化により、通信事業者が提供する表示名が、アクティビティ フィード、通話履歴、ボイスメールにも表示されるようになります。

Microsoft Teams Rooms のアプリ バージョン 4.4.41.0 の提供開始

このような時期に物理的な会議室を頻繁に利用するケースは多くないかもしれませんが、エッセンシャル ワーカー (日々の生活に欠かせない業務に従事している人々。医療従事者、公共機関の職員など) の組織や業界では、依然として会議室が利用されています。また、マイクロソフトは、一般企業のオフィスで業務が再開されたときに Microsoft Teams Rooms が重要な役割を果たすと考えています。今回、最新版のアプリ バージョン 4.4.41.0 の提供が Microsoft Store で開始されました。今後数週間のうちにすべての Teams Rooms に配信される予定です。新機能として、モダン認証のサポート、新しいアプリケーション スプラッシュ スクリーン、デュアル ディスプレイ構成で HDMI ケーブルを使用している場合にコンテンツを 1 つのディスプレイのみに投影する機能、動的緊急通報のサポートなどが含まれます。これらの新機能の詳細については、Microsoft Teams Rooms の 5 月の更新に関するブログ記事をご覧ください。

Poly が Microsoft Teams Rooms 向けの新ソリューションを発表

Poly の Microsoft Teams 向け会議室ソリューションは、Teams に対応した高品質なオーディオ/ビデオ周辺機器を提供するだけでなく、終始一貫したスムーズなエクスペリエンスによって、どんなサイズの部屋でも簡単にインストールとメンテナンスを行うことができます。今年後半にリリース予定の Microsoft Teams Rooms 向け Poly ソリューションの詳細については、こちらをご覧ください。

Jabra PanaCast が Microsoft Teams の認定を取得

Jabra PanaCast は、Microsoft Teams 認定済みのプラグアンドプレイ デバイスです。3 台の 13 メガピクセルのカメラと、リアルタイムで映像をつなぎ合わせる技術を駆使して、完全な 180°の画角を提供することで、会議の質を高めます。死角がなく、自然で肉眼に近い視野が実現されており、手間をかけずに、迅速かつ簡単に動画と音声でコラボレーションできます。Jabra PanaCast の詳細については、こちらでご確認ください。

Yealink、EPOS、Jabra が新しい Teams 周辺機器を発表

リモート ワークやオンライン コミュニケーションへの高まる需要に伴い、適切な個人用デバイスを一式揃えることで、スムーズな対話が可能になり、他のユーザーとの有意義な時間を増やすことができます。Teams 認定デバイスなら、気が散る周囲の雑音を取り除き、自分の声をはっきりと相手に伝えられる高音質のマイクを使用して、場所を問わずに会議に参加できます。

今月の新製品をご紹介します。

  • EPOS ADAPT 360、460T、560、660: ヘッドセット。シリーズによって、イン イヤー型やオーバー イヤー型など、さまざまな種類があります。アクティブ ノイズ キャンセリング、Bluetooth 接続、専用の Teams ボタンを備え、あらゆる環境で集中力と生産性を最大限に高めます。発売日は製品によって異なり、ADAPT 360 は 7 月 3 日、ADAPT 460T は 6 月 29 日、ADAPT 560 は 6 月 26 日、ADAPT 660 は 6 月 22 日です。詳細はこちら (英語) をご覧ください。
  • Yealink UH36 Dual/Mono: シンプルで軽量な USB ヘッドセット。専用の Teams ボタンを搭載し、長時間の電話会議でも快適に使用できます。5 月 15 日発売です。詳細はこちら (英語) をご覧ください。
  • Jabra Speak 750: 専用の Teams ボタンを備えたスピーカーフォン。USB または Bluetooth を使用して自然な会話が可能です。6 月 1 日発売です。詳細はこちらをご覧ください。

パートナーによる Teams デバイスの期間限定キャンペーン

Crestron

既存のシステムから Microsoft Teams 認定システムへのアップグレードを検討されているお客様を対象に、キャンペーン プログラム (英語) を実施しています。Crestron Smart Soundbar、Flex C シリーズ Integrator Kit、Mercury システムを対象とした特別キャンペーンです。2020 年 6 月 30 日までとなっており、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、アジア、EMEA でご利用いただけます。Crestron の正規販売店を通じてご注文いただく必要があります。

Poly

Skype for Business で Trio Visual+ を使用していて、Microsoft Teams 環境への移行をご希望のお客様を対象に、Trio Visual+ から Poly Studio X30 へのアップグレード プログラムを実施しています。このキャンペーンを利用すると、Poly とマイクロソフトをお使いのお客様は、Trio を Poly Studio X30 と TC8 コントローラに置き換えるか、Trio と Poly Studio X30 を連携させて、小規模な会議スペースで Teams ビデオ会議に対応できるようになります。2020 年 4 月 15 日から 12 月 31 日までの期間中、Trio Visual+ を下取りに出して Poly Studio X30 にアップグレードすると最大 200 ドル、TC8 コントローラを付けて Poly Studio X30 にアップグレードすると最大 300 ドルの値引きが受けられます。このプログラムは全世界で利用可能です。

Yealink

期間限定で、リモート ワーカー向けのデバイス バンドル トライアル プログラム (英語) を実施しており、リモート ワーク用デバイスを 2 台 (デバイス モデルごとに 1 台まで) 購入すると、メーカー希望小売価格から 50% 割引となります。2020 年 7 月 31 日まで全世界で利用可能です。さらに、Microsoft Teams デバイスの紹介ページ (英語) には、VC210 Teams エディション コラボレーション バーのクーポン コードが記載されています。会計時にクーポン コード「Yealink4Teams」を入力すると、割引価格が適用されます。これは米国とカナダでのみ利用可能で、2020 年 7 月 31 日まで有効です。

チャットとコラボレーションに関する新機能

Teams のテンプレート

チームを新規作成する場合に、一般的なチーム タイプ用の各種テンプレートを使用して、これまで以上に迅速に作成できるようになりました。イベント管理、危機対応、病棟、銀行の支店などのテンプレートを選択できます。各テンプレートには、チャネル、アプリ、利用およびカスタマイズ方法を示したガイダンスがあらかじめ定義されています。また、IT 担当者が組織の新しいカスタム テンプレートを作成することで、チーム構造を標準化することもできます。Teams のテンプレートは、数か月以内にロールアウトされ、自動的に表示されるようになります。詳細については、こちらのブログ記事 (英語) をご覧ください。

Teams での Microsoft Lists の利用

Microsoft Lists アプリを使用すると、情報を追跡して作業を整理できます。シンプルかつスマートで、柔軟にカスタマイズできるため、カスタマイズ可能なビューやスマートなルールとアラートを使用して、問題、アセット、定型業務、連絡先、在庫などを追跡すれば、メンバー全員で最新情報を共有できます。詳細については、新しい Microsoft Lists リソース センター (英語) にアクセスするか、Microsoft Lists の製品デモ動画 (英語) をご覧ください。

Teams で直接新しいリストを作成するか、Microsoft 365 で既に作成したリストを取り込む

Teams で直接新しいリストを作成するか、Microsoft 365 で既に作成したリストを取り込む

 リストの作成、共有、追跡は、すべて Microsoft Teams から行える

リストの作成、共有、追跡は、すべて Microsoft Teams から行える

大人数のユーザーをグループ チャットやチームでつなぐ

大きなプロジェクトを進めるために他のユーザーと連携したり、一時的に大人数で作業したりする必要がある場合も、Microsoft Teams で多くのユーザーをまとめられるようになりました。グループ チャットでは最大 250 人、チームでは最大 10,000 人をメンバーに含めることができます。

チャットを別ウィンドウにポップアウト

チャットを別ウィンドウで開いて、ワークフローを効率化できるようになりました。これにより、複数の進行中の会話を並行してスムーズに進めることができます。この機能は、現在一般提供中です。

組織への Teams の導入準備に関する新機能

新しい Skype for Business から Teams へのアップグレード アドバイザー

最新の Teams のアドバイザー、Skype for Business アップグレード プランを Microsoft Teams 管理センターで公開しました。Microsoft Teams の利用を開始したばかりでも、既に Teams と Skype for Business を共存させている場合でも、あるいはアップグレードの準備ができている場合でも、このプランには移行を成功させるために必要なものがすべて揃っているため、安心です。オンライン環境またはオンプレミス環境の Skype for Business のお客様を対象に設計されており、変更を実施するための実績ある有効なフレームワークと段階的なプロセスを紹介することで、組織の技術面での準備とエンドユーザーの準備ができるように支援します。このプランでは、計画についてのガイダンスやベスト プラクティス無料のワークブック、スケジュール、コミュニケーション テンプレートライブで行う 1 対多での計画ワークショップといった、アップグレードのための有用なリソースをご利用いただけます。Teams の展開と Skype for Business からのアップグレードを支援する Teams のアドバイザーの利用については、こちらをご確認ください。

開発、プラットフォーム、アプリ管理に関する新機能

Teams 用の Visual Studio および Visual Studio Code 拡張機能

新しい Teams 用の Visual Studio および Visual Studio Code 拡張機能を使用して、開発者はプロジェクトのスキャフォールディングの生成、機能の構成、アプリ パッケージ マニフェストの作成とホスティングのセットアップ、アプリ パッケージ マニフェストの検証をすばやく行い、(自分、組織のアプリ カタログ、Teams アプリ ストアへの) アプリの公開プロセスを開始できます。Visual Studio Code 拡張機能は、本日よりパブリック プレビュー (英語) で利用可能です。Visual Studio 拡張機能は近日中に公開予定です。

Power Virtual Agents を利用して Teams からボットをローコードで作成

Power Platform (英語) の最新コンポーネントである Power Virtual Agents は、ローコード チャットボット プラットフォームです。Power Virtual Agents との連携により、今回新たに、Teams からローコード チャットボットを簡単に作成、管理できると共に、エンド ユーザーが Teams で Power Virtual Agents ボットを手軽に使用できるようになります。以下、新機能についてご紹介します。

  • ボット テンプレート: GitHub で FAQ ボット テンプレート (英語) が公開されています。
  • シングル サインオン: ユーザーが Teams で Power Virtual Agents ボットを使用する場合に、再度サインインしなくても済むようになります。

Power Apps や Power Virtual Agents から Teams への追加が容易に

近日中に、Power Apps の [Add to Teams] ボタンをクリックするだけで、アプリを Teams アプリ ストアにプッシュできるようになります。同様に、Power Virtual Agents からローコード ボットを追加するプロセスも簡素化されるため、開発者はボットの展開ではなく作成に時間をかけることができます。

Power Automate と Teams によるワークフロー自動化の強化

新たに Teams 専用の Power Automate トリガーとアクションが複数追加され、カスタム メッセージの拡張機能の利用、@メンションの自動化、ボット エクスペリエンスのカスタマイズなどが可能になります。マイクロソフトは、ワークフロー自動化の作成プロセスをさらに簡単にするために、Teams 向けの新しいビジネス プロセス シナリオ テンプレートもロールアウトしていく予定です。これらのテンプレートは、フローの新規作成時に [Create from template] オプションを選択した場合に表示されます。

Power BI と Teams の共有機能の強化

Teams への Power BI レポートの共有がさらに簡単になりました。共有するレポートを選択して、Power BI の新しい [Share to Teams] ボタンをクリックすると、送信先のユーザーまたはチャネルを選択する画面が表示され、その会話にレポートが自動的に投稿されます。

また、Power BI レポート内のグラフを個別にコピーできるようになったほか、そのグラフを Teams の会話に貼り付けると、グラフのリッチなサムネイル プレビューに加えて、アダプティブ カードが表示され、ユーザーがそのグラフに対してアクションを実行することができます。

これらの開発者向けの新機能の詳細については、Build 2020 で発表された Microsoft Teams Platform の新機能 (英語) に関する記事をご覧ください。

教育機関向けの新機能

教育機関のお客様の会議参加エクスペリエンスの変更

現在は、会議の開催者であるか否かにかかわらず、組織内のだれでも Teams 会議を開始できるようになっています。今後は、組織内で会議を作成する権限が割り当てられているユーザーのみが会議を開始できるようになります。会議を作成する権限のない会議参加者には、会議が開始されていないことを示す参加前画面が表示されます。そして、権限を持つユーザーが会議を開始すると、自動的に会議に参加できるようになります。たとえば、会議を作成する権限を教師に割り当て、学生には割り当てていない場合、学生はまだ開始されていない Teams 会議をクリックしても、教師が会議を開始するまでは会議に参加できません。

遠隔学習への取り組みの継続と安全性の確保

多くの教育機関が当面の間休校となる中、Teams は、教職員や学生の皆様がつながり、コミュニケーションをとり、学べるようにサポートしています。遠隔学習の効果を最大限に高め、学生の安全を確保するための最新のガイドを以下にご紹介します。

  • ミーティング、ライブ イベント、チャットなどの学生、教職員のやり取りを管理しましょう。詳しい設定や管理方法については、こちらをご覧ください。
  • 学生向け教師向けのクイック スタート ガイドを活用して、Teams の利用を開始しましょう。Teams 会議の作成、実施、安全な参加方法については、こちらのガイドをご参照ください。
  • 遠隔学習ツール キットをカスタマイズするには、Teams の LMS 統合機能をご活用ください。

米国政府機関向けの新機能

GCC および GCC High でのインライン メッセージ翻訳

インライン メッセージ翻訳を使用すれば、チーム メンバー全員が気兼ねなく意見を述べ、グローバルな共同作業を促進することができます。クリックするだけでチャネルやチャットの投稿が翻訳されるため、言語の壁を越えて円滑にコミュニケーションできます。この機能は、現在一般提供中です。

Microsoft Mechanics の動画「Microsoft Teams Updates | May 2020 and Beyond (英語)」では、今回ご紹介した新機能の多くのデモをご覧いただけます。

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Microsoft Teams を利用した遠隔講義に関してよく寄せられるご質問集

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学校の教職員向けに「Microsoft Teams を利用した遠隔講義に関してよく寄せられるご質問集」をご用意しました。

Microsoft Teams を利用した遠隔講義を既に実施しているお客様から、これから実施するお客様までご利用いただける資料として公開しておりますので、ご活用いただければ幸いです。目次は次のように構成*されております。

* 2020 年 6 月公開時

目次
はじめに 8
遠隔講義 (リアルタイム形式) について 9
講義やイベントのストリーミング (ライブ イベント) 22
録画による講義 24
課題・小テスト・クラス ノートブック 29
出席確認 39
議事録や板書 41
チーム 43
Microsoft Teams について 52
管理・運用 56
セキュリティ 57
事例・マニュアル・参考資料・技術情報 60

早急に遠隔授業を立てつけたいお客様は、セキュアリモート相談窓口よりご相談ください
GIGA に関するお問い合わせは、GIGA School 公式 Web サイトよりご相談ください

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ご家庭の実践から学ぶ! 小学生のパソコン学習

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日本マイクロソフト株式会社では、在宅でのパソコン学習を進められるご家庭向けに、各量販店様と様々な取り組みを行っております。
本記事では複数回に分けて、各量販店様との取り組みをご紹介します。

第 1 回はビックカメラ様との取り組みです!

小学生のお子様をお持ちの親御さんは、ご家庭でのパソコンを活用した教育に踏み出す前に次の 3 つのことをお考えになるようです。
  1. 子どもとパソコンとの良い付き合わせ方
  2. 子どもにどうパソコンの使い方を教えるか
  3. 子どもにとっての最適なパソコンの選び方

これらのお悩みを解決できるのは、同じ立場でパソコン学習を実践されているご家庭での経験談だと考えました。そこで、日本マイクロソフトでは、ビックカメラグループの BS11 様と共に、小学生親子のパソコン学習の事例をご紹介する番組を製作いたしました。

BS11ロゴ

題して『教えて!! おうち DE パソすく』。

この番組では、同じ悩みを抱えるパパ・金子貴俊が、実際にパソコン学習を実践されている家庭を‟リモート訪問”。親御さんがしてあげられること、パソコン学習から見る将来の可能性など、リアルな親子の実態をありのままにリポートしていきます。

金子貴俊さんの画像

そして、そのご経験談に紐づき、みなさまにとって役に立つ情報やコンテンツをご提供いたします。

実際のご家庭でパソコンと micro:bit を使うご様子

実際のご家庭でパソコンと micro:bit を使うご様子

OneNote を活用した授業内容を復習している様子

OneNote を活用した授業内容を復習している様子

在宅学習で苦労した点

在宅学習で苦労した点

※ 本番組は、新型コロナウイルスの状況も鑑み、すべてフルリモートで、Microsoft Teams の Web 会議機能を活用して撮影いたしました(一部、ご家族の手で撮影いただいている部分がございます)。全国放送するとともに、オンラインでも公開されます。オンラインのページには、パソコンの選び方や、購入後のセットアップの手引き、パソコン学習に役立つ情報も掲載していく予定です。

教えて!! おうち DE パソすく』番組概要

形式:5 分番組 × 6 本
公開: BS11 全国放送 及び オンライン
放送スケジュール:

  • 第 1 話「子どものパソコンとの付き合い方編」(6 月 13 日 (土) 7 月 4 日 (土) 放送)
  • 第 2 話「子ども用のパソコンの選び方編」(6 月 14 日 (日) 7 月 5 日 (日) 放送)
  • 第 3 話「子どものやる気の引き出し方編」(6 月 20 日 (土) 7 月 11 日 (土) 放送)
  • 第 4 話「在宅学習の課題とヒント編」(6 月 21 日 (日) 7 月 12 日 (日) 放送)
  • 第 5 話「上手なパソコン教育術 前編」(6 月27 日 (土) 7 月 18 日 (土) 放送)
  • 第 6 話「上手なパソコン教育術 後編」(6 月 28 日 (日) 7 月 19 日 (日) 放送)

放映時間:

  • 土曜日 よる 8 時 55 分 ~ 9 時 00 分
  • 日曜日 よる 9 時 55 分 ~ 10 時 00 分

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横河レンタ・リースにて、HoloLens 2 のレンタルサービスを開始!

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日本マイクロソフトでは、Mixed Reality 市場の拡大に伴い、より多くのお客様のニーズにお応えし、 HoloLens 2 をご利用いただけるよう、横河レンタ・リース株式会社と HoloLens 2 認定レンタルパートナー契約を締結しました。

本日2020年6月30日(火)より、法人のお客様を対象に横河レンタ・リース社より HoloLens 2 のレンタルサービスが開始となります。

 

HoloLens 2

レンタル価格は、1デバイスあたり月額60,000円(税抜き)です。

短期間の利用ニーズに対応するため、最短で1週間での貸出しが可能です。また長期間での利用ニーズに対しては、レンタル期間に応じた割引が適用されます。(*)

(*)ご利用期間が1カ月~3カ月の場合は月額60,000円。ご利用期間が4カ月~6カ月の場合は月額45,600円、7カ月目以降の割引額については別途お見積もり。

 

レンタルサービスの詳細については、下記の横河レンタ・リース社のサイトをご確認ください。

Webサイト:https://www.yrl.com/product/it_rental/others/hololens.html

本件に関する横河レンタ・リース社のアナウンス:https://www.yrl.com/news/2020/detail_200630.html

 

日本マイクロソフトでは、引き続き Mixed Reality 市場の拡大および、Mixed Reality テクノロジーを活用したお客様のデジタルトランスフォーメーションを推進していきます。

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